星出宇宙飛行士は、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)技術実証機の国際宇宙ステーション(ISS)への結合時やISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)による曝露パレット移設時、「きぼう」日本実験棟のロボットアームによる船外実験装置移設時に、NASAのミッション・コントロール・センター(Mission Control Center: MCC)でISSとの交信を行うCAPCOM(Capsule Communicator)を担当しました。
また、CAPCOM業務に加え、宇宙飛行士室の代表として、HTVで運んだ船外実験装置の移設に関する「きぼう」ロボットアーム運用の技術支援を行いました。
HTVがISSのロボットアームに把持されて「ハーモニー」(第2結合部)に結合される様子をMCCで見守った星出宇宙飛行士は、「無人の宇宙船をロボットアームで掴むのは未知の事だったが、日本を始め、米国、カナダの関係者、そして多国籍から成るクルーの連携がすばらしかった。関係者の間でも、日本の優れた技術を誇れる仕事だった。」と、喜びを語りました。