国内での基礎訓練を終えた油井、大西両宇宙飛行士候補者は、8月に渡米し、NASAが実施する宇宙飛行士候補者(AStronaut CANdidate: ASCAN)訓練を開始しました。
油井、大西両宇宙飛行士候補者は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて開催されたASCAN訓練の開講式に、国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加する各極の宇宙飛行士候補者とともに参加し、訓練に向けた抱負を語りました。油井、大西両宇宙飛行士候補者は、今後2年程度NASAで訓練を行います。
開講式後には、米国メイン州にある米海軍の施設で行われた地上サバイバル訓練にASCANのメンバーとともに参加しました。
この訓練は、今後開始されるT-38ジェット練習機操縦訓練において、飛行時に異常が発生し、緊急脱出した際に、救助が来るまでの間のサバイバル技術を習得することを目的としています。
訓練では、地図とコンパスを用いた目的地への移動方法や怪我などの救急手当、パラシュートや雨具を用いたシェルターの作り方、火の起こし方などの技術を身につけるとともに、ASCANメンバー内のチームワークを深めました。