ISS緊急事態対応訓練
山崎宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、STS-131ミッションに向けて、STS-131クルー全員で、国際宇宙ステーション(ISS)で緊急事態が発生した場合の対応について訓練を行いました。
訓練では、ISS船内で火災、急減圧、空気汚染が発生した際の対応方法を学ぶとともに、ISS内の各モジュールに設置されている酸素マスクや消火器などの位置を確認しました。また、緊急事態を摸擬して、手順書に従いながらスペースシャトルに避難する作業を確認しました。
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最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
JAXA宇宙飛行士の2009年6月の活動状況についてご紹介します。
なお、若田宇宙飛行士の6月の活動については、JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在ページをご覧ください。
山崎宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、STS-131ミッションに向けて、STS-131クルー全員で、国際宇宙ステーション(ISS)で緊急事態が発生した場合の対応について訓練を行いました。
訓練では、ISS船内で火災、急減圧、空気汚染が発生した際の対応方法を学ぶとともに、ISS内の各モジュールに設置されている酸素マスクや消火器などの位置を確認しました。また、緊急事態を摸擬して、手順書に従いながらスペースシャトルに避難する作業を確認しました。
STS-131/19Aのクルー7名全員での訓練も始まり、ミッションに向けて皆で取り組んでいます。本緊急時の訓練では、緊急時にもすばやく対応できるように、幾種類かのシナリオを通じて実践を積みました。 |
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国際宇宙ステーション(ISS)の第22次/第23次長期滞在クルーである野口宇宙飛行士は、バックアップクルーの古川宇宙飛行士とともに、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)とRSCエネルギア社にて、ISSのロシアモジュールやソユーズ宇宙船に関わる訓練を行いました。
野口宇宙飛行士は、ISSで緊急事態が発生した際のシステム運用手順や急減圧への対応手順について訓練を行いました。その他、ロシアモジュールの生命維持システムや水供給装置や調理設備の使い方について学びました。ソユーズ宇宙船に関わる訓練では、シミュレータを使用してソユーズ宇宙船を手動操縦でISSにドッキングさせる訓練や、打上げ時の緊急脱出用ロケットについて講義を受けました。
古川宇宙飛行士は、ISSで急減圧が発生した場合の対応手順、ソユーズ宇宙船の手動操縦でのドッキングについて訓練を行いました。
また、野口、古川両宇宙飛行士は、ロシア、NASAの宇宙飛行士とともに、ロシアの小型研究モジュール2(Mini-Research Module2: MRM2)に関わる訓練を行いました。MRM2について熟知するために、実際に宇宙に打ち上げられるフライトモデルに触れながら説明を受け、作りや機器の配置を確認しました。MRM2は、2009年11月に打ち上げられ、ISSに取り付けられる予定です。
国際宇宙ステーション(ISS)の第22次/第23次長期滞在クルーである野口宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、船外活動(Extra Vehicular Activity: EVA)ツールの操作訓練を行いました。この訓練には、渡米準備のため短期出張していた油井、大西両宇宙飛行士候補者も立ち会いました。
訓練では、船外活動で使用するEVAツールの扱い方を確認したほか、「クエスト」(エアロック)のモックアップ(実物大の訓練施設)を使用してEVAツールの収納場所の確認も行いました。
古川宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)にて「きぼう」日本実験棟や実験運用に関わる訓練を行いました。
「きぼう」の訓練では、ロボットアームに関わる訓練を行い、船内実験室のモックアップ(実物大の訓練施設)を使用して、ロボットアーム操作卓とバックアップドライブシステム(Back up Drive System: BDS)※の操作の違いを確認し、手順書に従ったBDSの起動や操作について訓練を行いました。また、ロボットアームの先端に取り付けて運用する子アームの操作についても訓練を行いました。
実験運用に関わる訓練では、「きぼう」で実施するライフサイエンス実験「微小重力環境における高等植物の生活環(Space Seed)」(代表研究者:神阪盛一郎 富山大学)の実験方法や、植物を育てる細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)および植物実験ユニットの操作、植物の採取方法を学びました。この実験は、植物の生活環(ライフサイクル)に重力がどのような役割を果たしているのか理解するとともに、将来、宇宙で植物生産を行うために必要な基礎情報を収集することを目的としています。
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