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JAXA宇宙飛行士活動レポート

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2009年1月

最終更新日:2009年2月13日

JAXA宇宙飛行士の2009年1月の活動状況についてご紹介します。

STS-119ミッション前の最終訓練


カウントダウンシミュレーションに参加する若田宇宙飛行士(提供:NASA)

若田宇宙飛行士らSTS-119クルーは、STS-119(15A)ミッションに向け、米国時間1月19日から21日にかけて、NASAケネディ宇宙センター(KSC)にて、打上げ当日のカウントダウン作業を模擬した訓練などを実施する、ターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(Terminal Countdown Demonstration Test: TCDT)と呼ばれる訓練を行いました。

TCDT終了後は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)に戻り、スペースシャトルのモックアップ(実物大模型)を使用した打上げ手順の確認や、無重量環境訓練施設(Neutral Buoyancy Laboratory: NBL)での船外活動訓練など、打上げに向けた最終訓練を行いました。

若田宇宙飛行士の活動や打上げミッションの詳細は、以下のページをご覧ください。

若田光一宇宙飛行士
国際宇宙ステーションの組立フライト 15A(STS-119)

足掛け3年続いたISS第18次長期滞在訓練も1月でようやく終了となりました。若田飛行士がいよいよ宇宙に旅立ちます。二人三脚で世界中を渡り歩いた訓練も一段落かと思うと寂しさもありますが、もう十二分過ぎるほど完璧な訓練を積んできた若田さんを自信を持ってISSに送り出すのは、バックアップ冥利につきますねぇ。

さて私のほうはというと、1月から古川さんと一緒の第22/23次長期滞在訓練が始まりました。まずはつくばでHTV訓練が行われましたが、今後もペイロード訓練、「きぼう」ロボットアーム訓練などが予定されています。12月のソユーズ宇宙船打上げに向けて、今年もがんばりますので応援よろしく♪

宇宙ステーション補給機(HTV)、「きぼう」日本実験棟訓練


HTVの運用に関わる訓練を行う野口(中央)、古川(奥)両宇宙飛行士


「きぼう」の電力供給に関わる訓練を行う古川宇宙飛行士(右)

国際宇宙ステーション(ISS)の第22次/23次長期滞在クルーである野口宇宙飛行士と、バックアップクルーの古川宇宙飛行士は、ISS長期滞在に向けて、筑波宇宙センター(TKSC)にて、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)に関わる訓練を行いました。

訓練では、HTVの運用概要やシステム操作、クルーが軌道上で実施する作業の概要、曝露パレットと曝露パレットを収納する補給キャリア非与圧部の操作について訓練を行いました。

また、古川宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟に関わる訓練を行い、流体実験ラック、細胞実験ラックの構成や、細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)の機能の確認、実験支援装置である画像取得処理装置(Image Processing Unit: IPU)、クリーンベンチ(Clean Bench: CB)、ペイロードラップトップターミナル(Payload Laptop Terminal: PLT)、微小重力計測装置(Microgravity Measurement Apparatus: MMA)の操作方法などについて訓練を行ったほか、「きぼう」のメンテナンス作業やシステムに異常が発生した際の対応について訓練を行いました。

JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

NASA/JAXA合同シミュレーション(JMST)


JMSTに参加する若田宇宙飛行士

若田、星出両宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、STS-127(2J/A)ミッション中の運用を模擬したNASA/JAXA合同シミュレーション(Joint Multi-Segment Training: JMST)に参加しました。

JMSTとは、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)計画の国際パートナーや遠隔地の管制施設と通信回線で接続して実施する運用シミュレーション訓練です。

STS-127ミッションで、若田宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームの取付け作業などを行い、星出宇宙飛行士は、地上で国際宇宙ステーション(ISS)との交信担当(Capsule Communicator: CAPCOM)を行います。

JMSTでは、船外実験プラットフォームを船外活動クルーと協調して船内実験室に取り付ける作業のほか、船外パレットを船外実験プラットフォームへ取り付ける作業や、回収する作業などを模擬し、若田宇宙飛行士らクルーと、星出宇宙飛行士を含むNASA/JAXA双方の運用管制官の連携を深めました。

2J/Aミッション

ESAでのコロンバス訓練


コロンバスの実験装置の操作訓練を行う古川宇宙飛行士(右)

(the ESA copyright)

古川宇宙飛行士は、ドイツにある欧州宇宙機関(ESA)の欧州宇宙飛行士センター(European Astronaut Centre: EAC)にて、国際宇宙ステーション(ISS)のESAのモジュールである「コロンバス」(欧州実験棟)に関わる訓練を行いました。

この訓練は、ISS長期滞在中にコロンバスで作業を行うにあたり、必要な知識や技術を習得する目的で行われました。

訓練では、コロンバスの熱制御、電力供給、通信などのシステム機器の運用や、欧州生理学実験ラック(European Physiology Modules: EPM)や流体科学実験ラック(Fluid Science Laboratory: FSL)に搭載された装置の概要を学びました。

JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

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