向井宇宙飛行士は、国立極地研究所教授の渡邉研太郎氏とともに、JAXA東京事務所にて、国立極地研究所と共同で実施する医学研究について、記者会見を行いました。現在、向井宇宙飛行士は、JAXAで宇宙医学生物学研究室の室長を務めています。
国立極地研究所とJAXAは、南極と宇宙の共通点に着目し、南極を宇宙の模擬環境として利用する医学研究を共同で実施します。
共同医学研究では、宇宙での長期滞在と南極越冬生活における健康管理技術の向上を図ることを目的に、特殊な日照時間の体内リズムへの影響や、新しい運動トレーニング法の有効性に関する研究、長期間入浴できない状態での皮膚の衛生管理技術の研究を行います。
向井宇宙飛行士は、「一般の医療技術などにも貢献していけると思う。」と共同研究に向けた意気込みを語りました。