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JAXA宇宙飛行士活動レポート

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2008年6月

最終更新日:2008年7月22日

JAXA宇宙飛行士の2008年6月の活動状況についてご紹介します。

1Jミッション中の日本人宇宙飛行士の活動


報道関係者らにディスカバリー号の打上げ解説を行う若田(左)、野口(右)両宇宙飛行士

星出宇宙飛行士が搭乗した「きぼう」打上げ第2便、1J(STS-124)ミッション。1Jミッションは、地上の多くの人により支援されましたが、日本人宇宙飛行士たちも、さまざまな形で支援に加わりました。

1Jミッション

土井、若田、野口宇宙飛行士は、ミッションの管制が行われるNASAジョンソ宇宙センター(JSC)、スペースシャトルの打上げ・着陸地であるNASAケネディ宇宙センター(KSC)にて、スペースシャトル「ディスカバリー号」の打上げやミッションの進行状況などを、日本や海外の報道関係者らに対して数度にわたり解説を行いました。若田宇宙飛行士は、1Jミッション以外に、自らの国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在や宇宙飛行士がNASAで行う訓練についても、報道関係者らに紹介しました。

また、山崎宇宙飛行士はJSCにて、NASA宇宙飛行士室の1Jミッションのロボティクス主担当として、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)、「きぼう」ロボットアームの運用をモニタし、リアルタイムでの支援を行いました。山崎宇宙飛行士は、1Jミッション前からロボットアーム運用の手順確認や訓練への立会いなどを行ってきました。

ミッション中にISSと日本科学未来館をつないで行われたJAXA広報イベントでは、日本科学未来館の館長である毛利宇宙飛行士が司会進行を務めました。

1Jミッションが完了し、「きぼう」組立てミッションは、2J/A(STS-127)ミッションを残すのみとなりました。15A(STS-119)ミッションに搭乗し、ISSでの長期滞在を開始する若田宇宙飛行士が、2J/AミッションでISSに運ばれる船外実験プラットフォームと船外パレットをISSで迎え入れることになります。

2J/Aミッション
ISS長期滞在

6月は1Jミッションの支援のほか、ISS長期滞在に向け、ロシアでの訓練も行いました。今回のロシアでの訓練ではISS内で急減圧が発生する状況を模擬できる低圧チャンバーでの訓練もあり、ロシアの有人宇宙飛行の訓練技術が非常に充実した完成度の高いものであることを感じました。「きぼう」の軌道上組立てで大活躍をしてくれた土井宇宙飛行士、星出宇宙飛行士に続き、来年2月からのISS長期滞在飛行を成功できるようさらに気を引き締めて訓練に励んでいきたいと思います。

ロシアでのISS長期滞在訓練

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RSCエネルギア社にて行われた講義の様子。講師は第13次長期滞在クルーのパベル・ビノグラドフ宇宙飛行士。(©S.P.Korolev RSC Energia)

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ISSのメンテナンス、修理作業に使用する工具を確認する様子(奥から野口、ストット、マグナス、若田宇宙飛行士)。RSCエネルギア社にて。(©S.P.Korolev RSC Energia)

第18次長期滞在クルーの若田宇宙飛行士は、バックアップクルーの野口宇宙飛行士とともに、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在に向け、ロシアにて訓練を行いました。

若田、野口両宇宙飛行士は、ガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、ソユーズ宇宙船の姿勢制御システムや通信システム、プログレス補給船の構造、アマチュア無線機器などについて、講義やシミュレータを使用した訓練を行いました。野口宇宙飛行士は、ソユーズ宇宙船・プログレス補給船のISSへの自動ドッキングシステムについても訓練を行いました。ふたりはまた、シミュレータを使用して、ISSのロシアモジュールでの火災を想定した対応手順やソユーズ宇宙船での帰還についても訓練を行いました。訓練のほか、ロシア宇宙食のメニューの選定なども行いました。

さらに、若田、野口両宇宙飛行士は、第18次長期滞在クルーのサンドラ・マグナス宇宙飛行士、第19次長期滞在クルーのニコール・ストット宇宙飛行士とともに、ソユーズ宇宙船、プログレス補給船を開発するRSCエネルギア社にて訓練を行い、プログレス補給船の設計や運用方法、ISSでのメンテナンスや修理作業を行う際に使用する工具、ISSのロシアモジュールに搭載されたアマチュア無線機器の使用方法を学びました。

ISS長期滞在

ISSでの第20次長期滞在に向けた船外活動訓練

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訓練に備える野口宇宙飛行士(提供:NASA)

国際宇宙ステーション(ISS)の第20次長期滞在クルーである野口宇宙飛行士は、ISSでの長期滞在に向け、第19次長期滞在クルーの二コール・ストット宇宙飛行士とともに、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)の無重量環境訓練施設(Neutral Buoyancy Laboratory: NBL)のプールにて、船外活動訓練を行いました。

訓練では、ISSの廃熱を担う機器の一部である、ラジエータにアンモニア冷媒を供給するフレックス・ホース・ロータリー・カプラー(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)と呼ばれる機器の交換作業など、長期滞在中に実施する可能性のあるISSのメンテナンス作業について訓練を行いました。ISSのメンテナンス作業は、ISSでクルーが生活し、実験を行っていく上で、非常に大切な作業となります。

ISS長期滞在

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