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JAXAの宇宙飛行士

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2006年12月

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JAXA宇宙飛行士の2006年12月の活動状況についてご紹介します。

CAPCOM用ロボットアームシステム(MSS)運用訓練

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カナダアーム2のシミュレータを操作する星出宇宙飛行士

NASAで国際宇宙ステーション(ISS)との交信担当(Capsule Communicator: CAPCOM)業務を務める星出宇宙飛行士は、CAPCOMとして地上から軌道上のクルーを支援するためにISSのロボットアームシステム(Mobile Servicing System: MSS)の運用に必要な知識を身につけることを目的に、およそ1週間にわたり、カナダ宇宙庁(CSA)でMSSに関する訓練を行いました。

MSSは、ISSのトラス上を移動して機材などの運搬や船外活動の支援を行うシステムで、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)やモービルベースシステム(MBS)、モービルトランスポータ(台車:MT)から構成されます。今回は、カナダアーム2とモービルベースシステム(MBS)を対象に、カナダアーム2単体での運用訓練、カナダアーム2でのペイロード把持作業、およびペイロードを把持した状態での不具合対応を含む運用訓練を、シミュレータや講義を通して行いました。

JAXA基礎訓練以来数年ぶりのカナダでの訓練でしたが、懐かしいインストラクタの面々と会えたことがまずうれしかったです。今回の訓練ではNASAの飛行士やエンジニアとともに、クルー向けの訓練とNASAのロボティクス担当飛行管制官向けの訓練の一部を受けました。ISSにいるクルーがどんな情報を見てどう考え、判断するかを知ることができたのは、今後のCAPCOM業務にあたり非常に重要だと思います。

ロシアでのサバイバル訓練事前演習

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若田宇宙飛行士(右)と野口宇宙飛行士(左) 焚き火のつけ方の演習を受ける野口宇宙飛行士

若田、野口宇宙飛行士はロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、サバイバル訓練の事前演習を受けました。

サバイバル訓練とは、ソユーズ宇宙船の打上げまたは帰還時に万が一不時着した場合、生存するための技術を習得するための訓練です。若田、野口宇宙飛行士は、2007年1月に行うサバイバル訓練に備え、防寒服の着用方法やキャンプ地の選び方、シェルターの作り方、そして焚き火のつけ方などについて、演習を通して訓練しました。

「きぼう」日本実験棟運用シミュレーション訓練

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訓練に参加する山崎宇宙飛行士

山崎宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)で行われた「きぼう」日本実験棟運用シミュレーション訓練に参加しました。

今回のシミュレーション訓練では、「きぼう」船内実験室内に設置されるふたつの実験装置、細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)画像取得処理装置(Image Processing Unit: IPU)の起動を模擬した運用訓練が行われました。山崎宇宙飛行士は、飛行管制官の作業に立会い、飛行管制官がどの様に「きぼう」の運用を行うのか理解を深めました。

最終更新日:2007年1月26日

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