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JAXAの宇宙飛行士

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2006年5月

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JAXA宇宙飛行士の2006年5月の活動状況についてご紹介します。

欧州宇宙飛行士センター(EAC)でのATV訓練、コロンバス訓練

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講義を受ける若田宇宙飛行士 講義を受ける野口宇宙飛行士(中央)と若田宇宙飛行士(右)

若田、野口両宇宙飛行士は、ドイツにある欧州宇宙機関(ESA)の欧州宇宙飛行士センター(European Astronaut Centre: EAC)にて、国際宇宙ステーションへの物資輸送を行う欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)に関わる訓練を行いました。このATV訓練は、宇宙飛行士がATVについて熟知することを目的としており、今回は、基礎的なシステムについて訓練を行いました。


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ATVのモックアップ内で訓練を行う野口宇宙飛行士

また、野口宇宙飛行士はATV訓練の他に、「コロンバス」(欧州実験棟)訓練を行いました。以前、若田宇宙飛行士もこの訓練を行いました。この訓練は、コロンバスの基礎的なシステムについて理解することを目的としており、電力系、熱制御系などの基本について講義を受けました。また、コロンバス固有のコンピュータの基本操作の訓練や、コロンバスのモックアップ(実物大模型)内で各機器の配置確認を行いました。

風薫る五月、などと申しますが5月のドイツはまだ寒い!ドイツのケルン郊外にある欧州宇宙飛行士センターに到着した夜は気温が3℃しかなく、冬のロシア訓練を彷彿とさせました。もっとも、熱のこもった訓練が進むにつれ気温も上昇し、訓練の後半は爽やかな五月晴れを楽しむことができました。
ドイツの春といえばなんと言ってもホワイトアスパラガス。旬の物ということで、どのレストランでも出てきます。ケルン名物のケルシュ・ビールを飲みながら食べる、ゆでたてのホワイトアスパラガスは格別でした。

HTV開発試験

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船外活動ツールと分離機構周辺の干渉が問題ないか確認する若田宇宙飛行士 テザーを通す位置を確認する若田宇宙飛行士(中央)

若田宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)で行われた宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)の開発試験に参加しました。

曝露実験装置を輸送するHTVの曝露パレットには曝露実験装置を固定、分離する曝露実験装置分離機構が装備されています。分離機構は、軌道上での不具合により、機構を遠隔作動できなくなった場合のバックアップとして、船外活動を行い手動で機構を作動させることができます。今回の試験では、曝露パレットの試験用モデルを使用して、若田宇宙飛行士が、船外活動による機構作動を模擬し、船外活動ツールと分離機構周辺の干渉が問題ないか確認しました。

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HTVの構成

また、HTVの非与圧部補給キャリア(Un-pressurized Logistic Carrier: ULC)と曝露パレットの試験用モデルを使用した試験も行われました。HTVの運用中には、国際宇宙ステーション(ISS)に曝露実験装置を運び終えた曝露パレットを軌道上でULC内に再挿入・再固定することになります。その際に、固定装置の故障により曝露パレットが固定できなくなった場合のバックアップとして、テザー(主にペイロードを固定する為のテザー)を利用して曝露パレットを固定します。この試験では、若田宇宙飛行士が実際にテザーを利用して曝露パレットを固定し、テザーを通す位置の検証を行いました。

野口宇宙飛行士「太子町名誉町民」称号贈呈式

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太子町長へSTS-114ミッションのプレゼンテーションボートを贈る野口宇宙飛行士

野口宇宙飛行士は、幼少期を過ごした兵庫県太子町にて、太子町長から「名誉町民称号」を授与されるとともに、「オンリーワン、ずっと宇宙に行きたかった」と題し、講演を行いました。会場となった町立文化会館には、約900名の方々が集まりました。

贈呈式のオープニングで、野口宇宙飛行士の幼少期の映像が紹介された後、兵庫県立太子高等学校吹奏楽部の演奏で野口宇宙飛行士が登場しました。スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗し、重要な任務を遂行したとして、太子町長から野口宇宙飛行士へ、太子町で4人目となる「名誉町民称号」額が授与されました。野口宇宙飛行士からは、太子町長へSTS-114ミッションのプレゼンテーションボードを贈呈しました。

贈呈式後半に、野口宇宙飛行士は講演を行い、宇宙から見た地球のすばらしさや、宇宙での15日間の経験について紹介しました。また、「宇宙へ行く」という子供の頃からの夢を叶えた野口宇宙飛行士は、「宇宙に暮らす」という新しい目標について語りました。講演の最後には、会場から多くの質問が寄せられました。

最終更新日:2006年6月23日

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