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ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2001年 10月

 古川、星出、角野宇宙飛行士の10月の活動状況についてご紹介します。
 10月の3人の宇宙飛行士の主な活動はアメリカヒューストンでのアドバンスト訓練です。

アドバンスト訓練
 アドバンスト訓練とは国際宇宙ステーション(ISS)システムおよび運用についてより深い理解を得るための訓練で、各国の訓練施設を使用して実施される訓練です。米国テキサス州のNASAジョンソン宇宙センター(JSC)で行われる訓練としては今春に続き2回目になります。今回は、土井、若田、野口宇宙飛行士も参加し、ISSの主要システムの訓練のほか、ISSにおける医療運用や軌道上修理、米国が提供する一部の実験装置、軌道上で使用されるカメラによる撮影などの訓練を実施します。さらに、移動手段として使用されるスペースシャトルに関する訓練も一部行います。
 そのうち、10月に行われたいくつかの訓練風景をご紹介します。

  • スペースシャトル ギャレー操作訓練
     スペースシャトルのギャレー(調理設備)訓練のもようです。スペースシャトルの訓練設備を用いて行いました。
    トルティーヤやほうれん草など様々な宇宙食 ギャレーを使って宇宙食を調理

    スペースシャトルミッドデッキ左側の壁に設置された調理設備


  • 船外活動に伴う減圧症に関する訓練
     船外活動に伴う減圧症に関し、その生理学・症状・リスク、さらに宇宙服(EMU )を着た状態・脱いだ状態でのそれぞれの診察方法の概要について学びました。
     古川、星出、角野宇宙飛行士の他、若田宇宙飛行士もこの講義に参加しました。
    講義の様子


  • ISSにおける軌道上修理キットの訓練
     ISSの船内で用いられる、軌道上修理キットの操作を訓練しました。キットの中には、電動ツール、外壁の穴や配管の穴を塞ぐためのパテ、はんだゴテ、リベット打ちキット、Ethernetケーブル修理キット、光ファイバーケーブル・ダメージ診断キットなどがあります。一部のツールについては実習も行いました。
    軌道上修理キットの訓練

ロケットシンポジウム Part2~H-IIAロケット新たなる挑戦~
 「ロケットシンポジウム Part2~H-IIAロケット新たなる挑戦~」が2001年10月27日に東京都千代田区の千代田放送会館、10月28日に福岡県北九州市北九州博覧祭会場「北九州交流館シアタールーム」にて開催され、古川宇宙飛行士が両日共出演しました。
 本シンポジウムでは、去る8月29日に種子島宇宙センターから打ち上げた「H-IIAロケット試験機1号機」の結果報告を行い、これからのロケットの活用等について宇宙開発関係者が一般参加者の方々とともに考えました。
千代田放送会館でのロケットシンポジウム
北九州博覧祭会場でのロケットシンポジウム


 ISS搭乗日本人宇宙飛行士活動レポート11月分は12月中旬に掲載予定です。お楽しみに。


最終更新日:2001年 11月 26日


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