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ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2001年4月

いよいよアドバンスト訓練開始

 3人のISS搭乗宇宙飛行士は今月からアドバンスト訓練*を開始しました。3人の活動状況についてご紹介します。

* アドバンスト訓練:基礎訓練修了後に実施される訓練。ISSシステムおよび運用についてより深い理解を得るための訓練で、約1年間にわたって各国の訓練施設を使用して実施される訓練です。
なお、角野候補者については、基礎訓練のうち水上サバイバル訓練が終了していませんが、国際パートナーとの合意により、アドバンス訓練を開始しています。


国際宇宙ステーション(ISS)システムに関する訓練
 3人は、米国テキサス州のNASAジョンソン宇宙センター(JSC)において国際宇宙ステーション(ISS)のうち主にアメリカのシステムについて、シミュレータを用いた実習などを行いました。
 この訓練は、アドバンスト訓練と呼ばれる訓練の一部で各国の宇宙飛行士が一緒にISSのシステムについて詳しく学ぶものです。アメリカから1名、ヨーロッパから4名、ロシアから1名、日本から3名の宇宙飛行士が参加して行っています。将来は日本でも、「きぼう」日本実験棟の訓練が各国の宇宙飛行士に対して行われる予定です。
 3人は、ISSのアメリカ要素における主要システムの基本構造や機能、搭載する計算機、電力系、熱制御系、環境制御・生命維持系といったサブシステムに関する訓練を行いました。
 ISSシステムに関する訓練は引き続き5月も行う予定です。


NASAの宇宙飛行士候補者に対するプレゼンテーション
 3人は、JSCにおいて、NASAの宇宙飛行士候補者に対して、NASDAの概要などについてプレゼンテーションを行いました。これは、NASA宇宙飛行士候補者訓練の一環として、NASAから依頼されたものです。
 3人は、日本の宇宙開発体制、NASDAの業務や体制、「きぼう」日本実験棟やH-IIAロケットの概要について、説明しました。

古川宇宙飛行士星出宇宙飛行士角野候補者


 ISS搭乗日本人宇宙飛行士活動レポート5月分は6月中旬に掲載予定です。お楽しみに。

最終更新日:2001年5月21日

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