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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #07-08

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第14次長期滞在クルー
2007年2月8日(木) 午後4時30分(米国中部標準時間)
2007年2月9日(金) 午前7時30分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダーであるマイケル・ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアであるサニータ・ウィリアムズは、米国中部標準時間2月8日午後2時6分(日本時間2月9日午後5時6分)に、計画されていた作業をすべて終え、6時間40分にわたる船外活動を完了しました。

今回の船外活動は、9日間で3回実施するという前例のない船外活動のうちの最終回で、3回とも「クエスト」(エアロック)から船外に出て実施されました。今回の主な作業は、大型の断熱カバーふたつの取外しと投棄、曝露カーゴキャリア結合システム(Unpressurized Cargo Carrier Attach System: UCCAS)の取付けなどでした。

ロペズ-アレグリアとウィリアムズは、クエストから船外へ出ると、トラスのレール上にあるCETA(Crew Equipment Transfer Aid)カートへと移動しました。フット・レストレイントなどの機材を載せたCETAカート1台を押して、ふたりはP3トラスへと移動しました。最初の作業は、2基あるラジエータ回転用モータのコントローラ(Rotary Joint Motor Controller: RJMC)から、1枚ずつ断熱カバーを取り外すことでした。

次に、ふたりはP3トラスのベイ18と20に取り付けられていた大型カバーを取り外しました。このカバーは、キングサイズベッドのシーツよりも大きく、断熱を目的としたものです。ISSの現在の姿勢ではこれらのカバーは必要ないため、熱が溜まるのを防ぐために取り外されました。

大型のカバーは、それぞれRJMC用のカバーと一緒に包まれ、約20ポンド(約9kg)の包みがふたつ出来上がりました。ロペズ-アレグリアは、このふたつの包みをISSの後方に向かって投棄しました。その後、P3トラスの上面のUCCASを展開しました。これは、今後のスペースシャトルによるミッション時に、曝露輸送キャリアを取り付けるための準備です。

ロペズ-アレグリアがUCCASに関する作業を終えると、ウィリアムズはP5トラスの先端へと移動し、今後のP6トラスの移設のために、2個のロンチロック(打上げ時の固定器具)を取り外しました。

船外活動で予定されていた最後の作業は、「デスティニー」(米国実験棟)に取り付けられている与圧結合アダプタ2(Pressurized Mating Adapter: PMA-2)へISSからスペースシャトルへの電力ケーブルとなるStation-to-Shuttle Power Transfer System(SSPTS)を接続する作業でした。PMA-2は、スペースシャトルがドッキングする場所です。SSPTSにより、スペースシャトルは、ISSにドッキングしている間、ISSの電力を使用することができるようになり、ISSへのドッキング期間を延ばすことができます。

この電力ケーブルの敷設作業は1月31日の船外活動から行われている作業で、2月4日の船外活動では2本のケーブルがPMA-2に接続されました。今回の船外活動では、残りの4本のケーブルがPMA-2に接続されました。また、クルーは前倒しで作業をひとつ行い、PMA-2の船外にあるコネクタのうち、損傷などの可能性があるひとつのコネクタを撮影しました。このコネクタは、スペースシャトルがISSにドッキングし、ハッチが閉じている状態のときに、ISSとスペースシャトルの間の音声通信をするためのものです。最近のスペースシャトル・ミッションでは、この通信が途切れることがありました。

船外活動中、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)のミッションコントロールのクリス・ルーパーが、ロペズ-アレグリアとウィリアムズに対してアドバイスを行い、作業を監督しました。ルーパーは、宇宙飛行士室船外活動部門のチーフエンジニアで、ISS内から船外活動の指揮を行う船内オフィサ(intravehicular officer)の役割を地上から果たしました。

自身にとって9回目の船外活動が約3時間50分過ぎた時点で、ロペズ-アレグリアは船外活動累積時間のランキングで米国の宇宙飛行士としては第1位となりました。以前の記録はジェリー・ロスによるもので、9回の船外活動で58時間32分でした。

クエストから米国製宇宙服を着用して行われた3回の船外活動と、2月22日に予定されるロシアの船外活動は、これほど短期間にISSのクルーが行う船外活動としては最多となります。何も準備をしていない状態から船外活動を行うためには、準備のために100時間以上が必要です。数日間おきに米国の船外活動を連続して行うことで、重複する準備作業を省くことができるため、大幅にクルーの時間を節約することができます。

2月8日の船外活動は、ISS組立てとメンテナンスのための船外活動としては80回目、ISSから行われた船外活動としては52回目、クエストから行われた船外活動としては32回目となりました。ウィリアムズにとっては4回目の船外活動で、女性としては最多となりました。

第14次長期滞在クルーにとって、今回は計画されている5回のうち4回目の船外活動でした。次の2月22日の船外活動では、ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアのミハイル・チューリンがロシア製のオーラン宇宙服を着用し、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の後方にドッキングしているプログレス補給船(23P)のアンテナに関する作業を行う予定です。このアンテナは、昨年10月にプログレス補給船(23P)がISSにドッキングした際に、適切に格納されませんでした。船外活動では、4月に予定されるプログレス補給船(23P)の分離時にISSに干渉するのを防ぐため、このアンテナを確実に固定するか、取り除く予定です。この船外活動はロペズ-アレグリアにとっては10回目の船外活動となり、船外活動回数の新記録を樹立する見通しです。

次回のISSステータスレポートは2月16日、または新規イベントがあれば発行する予定です。ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2007/iss07-8.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2007年2月9日

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