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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-15

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第6次長期滞在クルー
2003年4月8日(火) 午後 3時00分(米国中部夏時間)
2003年4月9日(水) 午前 5時00分(日本時間)

 

第6次長期滞在クルーである、ケネス・バウアーソックス、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットは、本日、6時間26分の船外活動の間に、重要な電力ケーブルの構成を変更し、国際宇宙ステーション(ISS)の外部艤装を行いました。この船外活動は、今後のISS組立てのための前倒し作業を完了させるために計画されたものです。

新たな第7次長期滞在クルーが打ち上げられる前の、ISS上に3人滞在する最後の機会を利用して、バウアーソックスとペティットは、彼らのインクリメント期間における2回目の船外活動を米国中部夏時間4月8日午前7時40分(日本時間4月8日午後9時40分)に開始しました。この船外活動はバウアーソックスとペティットのふたりにとって2回目、ISS組立ておよび保全のための51回目、「クエスト」(エアロック)から行われる17回目となります。フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリンは、ふたりのクルーが宇宙服を着るのを支援し、船外活動の間「デスティニー」(米国実験棟)内でISSのシステムをモニタしました。

バウアーソックスとペティットは、船外に出るとすぐにテザーや機器を取り付け、それぞれの作業に素早く取りかかりました。バウアーソックスは、S0(エスゼロ)トラスと隣接するS1トラスおよびP1トラスの接続部の電力配線の変更を行いました。この作業によって、ボルト・バス制御装置(Bolt Bus Controller:BBC)の誤動作によりS0トラスから他のトラスが外れてしまうのを防ぐことができるようになりました。バウアーソックスは、P1トラスの窒素タンク装置(Nitrogen Tank Assembly:NTA)の正常に動作していないヒータケーブルも調べましたが、何も異常は見つかりませんでした。

上記の作業が行われている間、ペティットは、モービル・トランスポータ(台車:MT)の電力中継装置を交換しました。この装置は、ここ何週間かの間に、何度か電気的な問題を起こしていました。

船外活動を行ったふたりのクルーは、その後Z1トラスに移り、4つのコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyro:CMG)のうちのふたつについて冗長系の電力供給配線の接続変更に成功しました。CMGは、米国のモジュールからISSの姿勢制御を行っています。CMGのひとつは約1年前に故障しました。CMGの2と3に対する今回の電力供給配線の再設定により、電力系統の片方に故障が起きた場合でも使用不能になる事を避けることができるようになりました。ISSは動いているCMGがふたつだけでも正しい姿勢を維持することができます。故障したCMGの交換品は、スペースシャトル「コロンビア号」の事故の後の最初のミッションとなるSTS-114で、ISSに運ばれ設置される予定です。

バウアーソックスとペティットは、前倒しの作業として、ふたつの機能改修用の器具(Spool Positioning Device:SPD)を、デスティニーの熱交換器の流体配管の着脱コネクタ(Quick Disconnect:QD)に取り付けました。この装置は、QDの内部のシールを維持しながらも、ISSの冷却システムからのアンモニアが流れ込んで内部漏れを生じた際に部品が動けるようにします。

この作業が終了すると、ふたりのクルーはS1トラスに移動し、ラジエータ・ビーム・バルブ・モジュール(Radiator Beam Valve Module:RBVM)の断熱カバーをしっかりと取り付け直しました。RBVMは、トラスの熱を放出するラジエータへのアンモニアの流量を制御します。

ふたりの最後の作業は、S1トラスのレール上を手動で移動する方式のCETAカートに取り付けるための照明支柱の非常に固く固定されていた機構の開放でした。1月にこのふたりが行った前回の船外活動時には展開しなかったものです。今回、この支柱は単に固かっただけだということが分かりました。とはいえ、収納位置から外すためにペティットはハンマーを使い、支柱を10回叩きました。その後、今後の船外活動の支援に必要な照度をトラスに与える照明が支柱に取り付けられました。

全ての作業を終えた後、バウアーソックスとペティットは、今後の船外活動のためにいくつかの機器を外部置き場から回収し、クエストに戻り、4月8日午後2時6分(同4月9日午前4時6分)に船外活動を完了しました。

クルーは、4月10日にISS上での科学実験の完了と定期保守作業を再び開始する前に、明日は休養を取り静かな1日を過ごす予定です。

一方、第7次長期滞在クルー(コマンダーのユーリ・マレンチェンコとフライト・エンジニア兼NASAのISSサイエンスオフィサーのエドワード・ルー)は、ソユーズTMA-2宇宙船を視察するため、訓練基地であるロシアの星の街からカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地へ4月9日に移動しますが、その前の最後の準備を終えました。ISSでの6ヶ月間のミッションのため、彼らはこのソユーズTMA-2宇宙船に搭乗し、4月26日に打ち上げられる予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは4月11日、あるいはその前に、何かイベントが起きた時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-15.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年4月9日

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