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シグナス補給船実証機(Orb-D1)は、2013年10月22日午後8時31分(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)から解放されISSから離脱しました。 10月24日午前3時16分(日本時間)、大気圏に突入して太平洋上に安全に投棄されました。
「シグナス」は、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を目的として、米国オービタルサイエンシズ社(OSC)が開発した無人の宇宙補給船ですが、日本が開発した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じく、ISS近傍運用のために、「きぼう」搭載のPROXシステムを利用しています。今回、このPROXシステムをJAXAが運用します。
なお、オービタルサイエンシズ社は、「シグナス」の開発において、JAXAが開発した技術を用いPROXとの通信機器を三菱電機(株)から調達しました。また、(株)IHIエアロスペース社製のスラスタも使用しています。
「シグナス」は、今回が実証機として初飛行となりますが、そこにはJAXAの技術や日本企業の製品が使われています。
シグナス補給船実証機(Orb-D1)ミッションは、オービタル・サイエンシズ社(Orbital Sciences Corporation: OSC)のシグナス補給船の初号機を同社が開発したアンタレスロケットで打上げ、ISSに結合させて物資の補給運用を実証するためのデモンストレーションフライトです。
Orb-D1ミッションは試験飛行ですが、ISSを訪問することからクルー用の品物、食料、ラップトップ・コンピュータ等の補給物資を搭載してISSに運搬します。
シグナス補給船のISSへのランデブ・結合は「こうのとり」と同じ方式となっています。
JAXAは、Orb-D1のISSへの接近/離脱時に「きぼう」船内実験室に搭載されているPROXシステムの稼働状況を確認し、動作を確実に保つことによりOrb-D1の運用を支援します。
Orb-D1の運用は、バージニア州ダレスに設置された運用管制室で行われます。JAXAは、筑波宇宙センターのHTV運用管制室と「きぼう」運用管制室、NASAヒューストンの運用管制室、バージニア州ダレスのシグナス運用管制室を結んだ共同訓練や試験を行ったり、手順書を作成するなど準備段階から支援を行っています。
また、シグナス補給船には、日本製のリチウムイオン電池やメインエンジンなど日本の技術が使われています。
今回のデモフライトが成功すれば、次は商業輸送となります。
打上げ日時 | 2013年9月18日午後11時58分(日本時間) 2013年9月18日午前10時58分(米国東部夏時間) |
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射場 | バージニア州NASAワロップス飛行施設Mid-Atlantic Regional Spaceport (MARS) Pad 0-A |
使用ロケット | アンタレスロケット2号機 |
重量 | 搭載品合計700kg |
SSRMSによる 把持日時 |
2013年9月29日午後8時00分(日本時間) 2013年9月29日午前6時00分(米国中部夏時間) |
ISS結合日時 | 2013年9月29日午後9時44分(日本時間) 2013年9月29日午前7時44分(米国中部夏時間) |
ISS離脱日時 | 2013年10月22日午後8時31分(日本時間) 2013年10月22日午前6時31分(米国中部夏時間) |
再突入日時 | 2013年10月24日午前3時16分(日本時間) 2013年10月23日午後1時16分(米国中部夏時間) |
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