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国際宇宙ステーションの組立フライト 12A(STS-115)

STS-115 NASAステータスレポート#09

最終更新日:2006年9月14日

2006年9月13日(水)午後7時00分(米国中部夏時間)
2006年9月14日(木)午前9時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)第13次長期滞在クルーは、飛行5日目の多忙な1日を共に過ごし、9月12日にISSに新しく取り付けられた構成要素、P3/P4トラスに新たな命を吹き込みました。

STS-115ミッションの第2回船外活動では、どちらも今回が初めての船外活動となるダニエル・バーバンクとスティーブン・マクリーンが、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の起動に必要な最終作業に専念しました。SARJは、乗用車とほぼ同じ大きさで、ISSの太陽電池パドルの向きを変え、常に太陽の方向を向くようにする機構です。バーバンクとマクリーンは、アトランティス号が打ち上げられて軌道に到達するまでSARJを固定していたロックを解除しました。作業中には、ヘルメットカメラが動作しない、ピストル型パワー・ツール(Pistol Grip Tool: PGT)の自在ソケットの破損、硬く締まりすぎたボルト、ボルトが外れないような設計になっている機構からボルトが外れてしまうなど、比較的小さな問題がいくつか起きました。硬く締まりすぎたボルトは、ふたりの力をあわせてようやく外すことができました。

バーバンクとマクリーンは、ISSの外で7時間11分を過ごしました。船外活動は米国中部夏時間9月13日午前4時5分(日本時間9月13日午後6時5分)に始まり、9月13日午前11時16分(同9月14日午前1時16分)に終了しました。今回の船外活動では、SARJ関連作業に加え、いくつかの前倒し作業も行われました。

船外活動が終了した直後から、ミッション・コントロールは予め計画されていた通り4時間にわたるSARJの起動と点検を開始しました。この点検はSARJの主システムと予備システムが全て問題なく動作することを確認するためのものです。点検の初めには、管制官はふたつの駆動ロック機構(Drive Lock Assembly: DLA)のうちひとつのDLA-1の点検として、DLA-1の歯車を噛み合わせ、巨大なSARJを180度回転させました。

その後、ふたつ目のDLA(DLA-2)の歯車を噛み合わせ、SARJを360度回転する手順を行いました。管制官がDLA-2に歯車の噛み合わせを行うコマンドを送りましたが、正常に噛み合わせが行われたことを示す表示がありませんでした。次に、うまく噛み合わなかった場合に修正を行うコマンドを送りましたが、それでも正常に噛み合わせが行われたことを示す表示がありませんでした。

現在、技術者がこの問題に対する評価を行っており、追加の作業とSARJの点検を行うため、新しい太陽電池パドルの展開は延期されています。現在のスケジュールでは、夜間にこの問題に関する作業を続けても、9月14日に予定通り太陽電池パドルの展開を完了するだけの時間は十分にあります。

次のSTS-115ステータスレポートは9月14日朝(同9月14日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/news/sts115/STS-115-09.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

  

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