日程と訪問施設 |
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8月19日
- JSC ジョンソン宇宙センター
- Space Center Houston (見学施設)
アポロやスペースラブ,月の石,子供によるワークショップ作品など,多数の興味深い展示があった。
- SVMF (Space Vehicle Mockup Facility)
宇宙船の実物大模型を中心とする巨大な施設である。ISS モジュールの構成がわかり,ISS のスケールが実感できた。訓練施設も興味深かった。
- Saturn V ロケット
屋外に,実際に使われたロケットが並べられている。宇宙開発の歴史を感じさせる展示であった。
- NASDA Houston Office で,日本人宇宙飛行士4名(若田,向井,土井,野口)と面談
面談は,うち解けた雰囲気の中でオフィスから夕食会まで数時間に及び,宇宙飛行士の皆さんから貴重な体験談や意見を数多く聞くことができた。
この面談は,その後の研究に大きな影響を与えるものであった。
8月20日
- Ellington Field (敷地外より見学)
Houston に滞在する宇宙飛行士にとって,ケネディ宇宙センターから宇宙へと向かうときの,最初の出発口であることが実感できた。
- Houston 市内の美術館・博物館
8月21日
- 移動 (Houston → KSC)
- KSC Operations & Checkout ビルにある NASDA KSC Office 訪問
- Atlas 5 ロケットによる通信衛星 Eutelsat 打ち上げ見学
Launch Complex Pad 41 での打ち上げを Press Site
より見学。打ち上げ後,音速の関係で10秒以上も経ってから轟音が聞こえてくること,噴射ガスが高温でまぶしく輝くこと,爆音がパリパリと乾いた音である
こと,低周波の轟
音が腹部を振動させ自動車のアラームを作動させること,成層圏で姿勢を東向きに変えるさい白煙が生じることなど,体験して初めてわかったことが多い。エキ
サイティングな一瞬であっ
た。
8月22日
- Visitor Complex (見学施設)
子供向けの展示から IMAX,豊富な宇宙関係の書籍ビデオ売り場まで,充実した内容の見学施設であった。
- Space Station Processing Facility
ISS 組み立ての工程を至近距離から見ることができた。部品の合理的な構造,作業の工程管理のようすなど,たいへん興味深かった。
- Orbiter Processing Facility
整備中の Endeavour を機体の真下から間近に見学できた。また,ロボットアームの取り付け作業を見ることができた。
- Launch Complex Pad 39A
Pad を一周し,Pad の構造,タンクなど周囲の施設を間近に見ることができた。また,crawler way のスケールの大きさが実感できた。
- Apollo/Saturn V Center (見学施設)
アポロ計画当時の管制室の再現,サターンロケットの展示と解説の方法などが興味深かった。
- VBA
内部へはいることはできなかったが,外から液体燃料タンクと固体ブースターを見ることができた。10月に打ち上げられた Atlantis
は,このときはまだ取り付けられていなかった。
- Shuttle Landing Facility における着陸訓練
たまたま行われていたジェット機による着陸訓練のようすを滑走路脇の見学台から見ることができた。滑走路がきわめて長いこと,着陸のさい大きい角度で急降
下することがよくわかった。
一行が不審者と間違えられる一幕もあった。
8月23日
- 宇宙飛行士の殿堂 (見学施設)
4G 体験マシンなどの宇宙体験設備と,過去の宇宙船の展示が充実した施設であった。
- 移動 (Orlando → Washinton D.C.)
8月24日,25日
- Smithsonian Institution 見学
National Air and Space Museum, National Museum of Natural History
などの関連博物館を見学した。
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