顕微鏡で確認しながら種を植えます JAXAの鎌田研究員
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培地と種子の入ったポットを実験供試体PCC(Plant Cultivation Chamber)の中に組み込みます
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植物の体を支える構造は,細胞壁そのものだけに焦点をあてても解明することはできません。様々な角度からアプローチする必要があります。その点で,細胞壁−細胞膜―微小管が相互に関係しあって細胞壁を支えるというしくみに焦点を当てたこの実験は,世界でも例がない実験です。また,地上では正常に育たない突然変異体を使って,宇宙で正常に育つかどうか,遺伝子レベルまで調べようという点でも,宇宙でしかできない実験だと言えるでしょう。
1998年,向井千秋飛行士が行った細胞壁の実験とは?
実は,細胞壁の実験は1998年の向井千秋宇宙飛行士の宇宙飛行でも行われています。このときは保尊隆享先生が中心となり若林和幸先生も参加して,シロイヌナズナとイネの種子を使って,宇宙で発芽させて成長させました。このときの実験結果から,やはり宇宙では細胞壁が地上のものより薄く弱くなることがわかりました。今回の実験はそれをさらに発展させて,細胞の内側や細胞壁の構造まで探ろうとしています。 |
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