このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは一部が機能しない可能性があります。

実験の目的


図2 通常に育ったシロイヌナズナ(左)と突然変異体(右)の写真

シロイヌナズナを宇宙で種から育てます。細胞壁と細胞膜と微小管という一連の構造が宇宙でどんな役割を果たしているか見るために,微小管や細胞膜が正常でない,突然変異体を持っていって,正常なシロイヌナズナと成長の仕方を比べます(図2)。

地上では,これらの突然変異体は曲がったり小さくなったりして大きく成長することはできませんが,微小重力の宇宙ステーションでは,正常なものと同じように大きく育つ可能性があります。

これらの成長の様子を観察すること,また遺伝子レベルで解析して,細胞壁と細胞膜と微小管のどこでどんな遺伝子が働いているかを調べることで,重力に対してこの一連の構造の中でどういう役割分担がなされているかを解明しようとしています。


Resist Wall トップページへ