このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
2017年10月26日、パシフィコ横浜 国立大ホールにて「SPACE MEETS YOKOHAMA きぼう、その先へ」が開催されました。今年12月から国際宇宙ステーション(ISS)への長期滞在を開始する金井宣茂宇宙飛行士だけでなく、油井亀美也宇宙飛行士、大西卓哉宇宙飛行士と3人が揃って登場する初めての広報イベントが実現しました。
昼の部・夜の部の2部制で行われ、平日にも関わらず昼の部は約1,000人、夜の部は約4,000人とたくさんの皆様にご来場いただきました。
昼の部では金井宇宙飛行士が、開場前から集まった多くの来場者の皆様をお迎えしました。
内山崇HTVフライトディレクタや大西宇宙飛行士と中野優理香きぼうフライトディレクタ、また金井宇宙飛行士のミッションを担当する佐孝大地・中村大地きぼうフライトディレクタによるミニ講演も行われ、地上管制官やこうのとりについて皆様にご紹介しました。
また、宇宙食開発企業による紹介&試食イベントには油井宇宙飛行士がゲストとして登場し、宇宙飛行士ならではの宇宙食に対する思いを語りました。
そのほかにも、JAXAが開発した不整地走行ロボット「健気(けなげ)」の走行デモや工作教室などたくさんの見どころがあり、多くの来場者でにぎわいました。
夜の部ではトークショーと展示が行われました。
来賓挨拶で登壇した新妻 文部科学大臣政務官は、金井宇宙飛行士たちと共に宇宙飛行士選抜試験を受けており、内山HTVフライトディレクタも加えると当時の選抜試験参加者が5人参加するイベントとなりました。
第1部のトークショーでは油井宇宙飛行士、大西宇宙飛行士がISS滞在時の経験や成果、金井宇宙飛行士がこれから挑むミッションについて紹介した後、金井宇宙飛行士がISS滞在中に地上から一緒にミッションを行う、きぼうフライトディレクタの佐考フライトディレクタと中村フライトディレクタも参加。互いの印象や滞在中に期待することなどについて語りました。
来場者の皆様やTwitter投稿で頂いた質問への回答コーナーでは、「宇宙飛行士になろうと思ったきっかけは?」「子供のころの夢は?」といった質問が行われ、大西宇宙飛行士は画家を目指していたが、子供の頃で才能が止まったままになったと語り、金井宇宙飛行士が自身のブログのヘッダーで大西画伯の絵を見ることができます*と紹介するなど、軽妙なやり取りで楽しませてくれました。
油井、大西宇宙飛行士からは、金井宇宙飛行士に向けたアドバイスが送られ、きぼうフライトディレクタの2人からは地上からしっかりと支援するので、ISS滞在を楽しんでほしいとの激励がありました。
第1部の詳しい内容は以下をご覧ください。
第2部のトークショーでは元JAXA宇宙飛行士で現在、宇宙政策委員会の委員を務めている山崎直子氏も加わり、「きぼう」日本実験棟で得た技術をもとに、今後どういう宇宙開発を進めていくべきだろうか、という将来像を議論しました。2018年3月には第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)が東京で開催され、日本は議長国を務めます。ISEF2で今後の国際宇宙探査の方向性が示されることになるため、それに向けて検討や調整が行われていることが紹介されました。
第2部の詳しい内容は以下をご覧ください。
第2部終了後、金井宇宙飛行士の壮行セレモニーが行われ、筑波宇宙センター特別公開の来場者の皆様からの応援メッセージが書き込まれたメッセージフラッグ2枚が金井宇宙飛行士に渡されました。最後に、JAXA宇宙医学生物学研究グループ長を務めている古川宇宙飛行士がこの日5人目の宇宙飛行士として登場し、閉会の挨拶が行われました。
金井宇宙飛行士からは、「私たち、油井、大西、金井の3人は、新世代宇宙飛行士と呼ばれていますが、もう40代ですので新世代と呼ばれるほど若くはありません。本当の意味での新世代の宇宙飛行士は、会場に来て下さっている小さなお子さんたちの中から出てくると思います。みなさんより1足お先に宇宙に行かせてもらいますが、次はみなさんの番だと思いますのでぜひ一緒に宇宙を目指しましょう」と語りかけました。
夜の部の様子は、後日JAXA YouTubeにて公開予定です。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |