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土井宇宙飛行士、「天体発見賞」を受賞


土井隆雄宇宙飛行士が超新星*を発見したことは既にお伝えしておりますが、この度、この発見を讃え、日本天文学会から土井飛行士に対し、「天体発見賞」が贈られました。天体発見賞とは、日本天文学会が1936年から創設した賞で、最初に新星、超新星、彗星などの新天体を発見した観測者を対象に表彰をおこなっているものです。

3月23日から26日まで、東北大学(仙台市)で日本天文学会2003年春季年会が開催されました。その一環として、25日に開かれた総会にて授賞式が執り行われ、筑波宇宙センターで行われている訓練に参加のため来日し今回の式に出席した土井宇宙飛行士に賞状と賞牌が授与されました。

土井飛行士はヒューストンで宇宙飛行士訓練を続けながら、1998年よりライス大学で天文学の研修を行っています。今回の受賞対象は、「ろ座」北部にある銀河「NGC922」に発見した超新星で、「SN2002gw」と命名されています。

11年前から超新星の観測を始め、今回の発見に至った土井飛行士。今後も、宇宙飛行士として、また天文学研究者としての活躍が期待されます。

* 超新星とは星が進化の過程で終焉を迎えたときに大爆発を起こす現象です。

土井隆雄宇宙飛行士撮影

撮影日時:2002年10月13日6時27分46秒(国際標準時)
露出時間:30秒
機  材:30cmF5ニュートン式反射望遠鏡

発見前の写真

(c)1995 by the Association of Universities for
Research in Astronomy, Inc.
提供:STScl


最終更新日:2003年 3月27日

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