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宇宙実験の実施

Zebrafish Muscles 2実験

本研究に先行して行われた"Zebrafish Muscle"において、ゼブラフィッシュの骨格筋萎縮に関する遺伝子の変化が確認されました。これらの遺伝子応答が微小重力によるものか、あるいは宇宙放射線などの宇宙滞在に伴う他の要因によるものなのかを明らかにすることを目的とします。

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Zebrafish Muscle 2実験は、ゼブラフィッシュを「きぼう」に設置された実験装置でμG(微小重力)区と人工1G(地球と同じ重力)区で所定の期間成育させたのち地上に回収して解析を行い、先行の宇宙実験の解析結果との比較を行います。また、μGと1Gにおける遺伝子発現の変化から、宇宙環境における遺伝子発現変動の微小重力依存性、および組織特異性について確認します。

先行の実験(Zebrafish Muscle)で宇宙滞在における骨格筋萎縮に関与する遺伝子の発現変動が確認され、その遺伝子発現応答が微小重力に対する応答によるものなのか、それとも宇宙線など宇宙滞在によるその他の原因か、を解明することで、宇宙滞在における筋萎縮のメカニズム解明に繋げます。

これらの実験のため、サンプルケース近傍にBio PADLESも搭載され、搭載期間中の生物試料の被ばく線量を計測しました。


<搭載期間:2017年12月~2018年1月(29日間)>


Zebrafish Muscles 2実験に搭載したBio PADLES線量計


被ばく線量の計測結果は PADLESのフライトスケジュール/計測結果

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