ジョンソン宇宙センター NASAステータスレポート #24
2000年2月22日(火)午後5時30分(米国中部標準時間)
2000年2月22日(火)午後8時30分(日本時間)
スペースシャトル・エンデバー号の6名の宇宙飛行士は、2000年代初の有人飛行、レーダーによる11日間の地形データ収集ミッションを終了し、ケネディ宇宙センターに滑らかに着陸しました。
コマンダーのケビン・クレーゲルの操縦により、エンデバー号は米国中部標準時間2月22日午後5時22分(日本時間2月23日午前8時22分)、5kmの長さのシャトル着陸用滑走路33に着陸し、約470万マイルの飛行におよんだミッションを終了しました。帰還に際し、パイロットのドミニク・ゴーリィ、フライトエンジニアのジャネット・カヴァンディ、そしてミッションスペシャリストのジャニス・ヴォスが、クレーゲルと共にフライトデッキに、また宇宙開発事業団の宇宙飛行士でミッションスペシャリストの毛利衛と、欧州宇宙機関の宇宙飛行士ゲルハルト・ティエルはミッドデッキに着席しました(*)。STS-99はフロリダ宇宙空港への連続21回目のスペースシャトルの着陸となりました。
着陸地点の強い横風のためにこの日の最初の着陸機会を見送った後、軌道離脱噴射の許可が下り、エンデバー号は米国中部標準時間2月22日午後4時24分(同2月23日午前7時24分)に軌道離脱噴射を実施して高度233kmの軌道から外れ、ケネディ宇宙センターへの帰途に就きました。
エンデバー号のクルーが持ち帰ったデータは、24時間体制で222時間以上にわたり実施したレーダーによる地形データ観測で収集したもので、CDで2万枚以上の分量になります。このSTS-99のシャトル・レーダー・トポグラフィ・ミッション(SRTM)で収集した情報は、これまでに作成された如何なる地図よりも詳細な世界地図を作成するために利用されます。
STS-99のクルーは今夜はフロリダに泊まり、明日水曜日にヒューストンに帰ります。クルーは米国中部標準時間2月23日午後1時30分(同2月24日午前4時30分)にヒューストンのジョンソン宇宙センターに近い、エリントン空港に到着する予定です。ここで6名の宇宙飛行士はジョンソン宇宙センターの管理者や従業員達の歓迎を受けます。クルーの帰還記念式典は、ハンガー990で行われ、どなたでも出席することができます。NASAテレビによる放映は予定されていません。
*:NASA発表のステータスレポート#24によると、毛利宇宙飛行士はミッドデッキに着席したことになっていますが、実際はフライトデッキに着席しました。
出典:NASA/JSC MCC Status Report
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts99/STS-99-24.html
|