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NASAステータスレポート

ジョンソン宇宙センター NASAステータスレポート #23
2000年2月22日(火)午前6時00分(米国中部標準時間)
2000年2月22日(火)午後9時00分(日本時間)


 エンデバー号のクルーは、本日の地球への帰還に向けて準備を進めています。3回ある着陸機会の内最初の着陸機会は米国中部標準時間2月22日午後3時50分(日本時間2月23日午前6時50分)のフロリダ州ケネディ宇宙センターへの着陸です。2回目の着陸機会もフロリダへの着陸で、この場合米国中部標準時間2月22日午後5時22分(同2月23日午前8時22分)となります。カリフォルニアのエドワーズ空軍基地に着陸する可能性もあり、その場合には米国中部標準時間午後6時48分(同2月23日午前9時48分)の着陸となります。

 飛行管制官達はケネディ宇宙センターとエドワーズ空軍基地の天気を注意深く監視しています。ケネディ宇宙センターでの強い風と雲が予報されており、これらがケネディ宇宙センターへの着陸を妨げる可能性があります。エドワーズ空軍基地については、着陸は可能と予報されています。

 フロリダへの最初の機会で着陸する場合には、米国中部標準時間2月22日午後2時53分(同2月23日午前5時53分)にエンデバー号はエンジンを噴射して、地球への降下を開始します。フロリダへの2回目の着陸機会を利用する際には米国中部時間午後4時24分(同2月23日午前7時24分)にエンジンを噴射して軌道を離脱します。カリフォルニアへの着陸の場合にはエンデバー号は米国中部時間午後5時51分(同2月23日午前8時51分)にエンジンを噴射します。

 エンデバー号には6名の宇宙飛行士とともに、332巻のシャトル・レーダー・トポグラフィ・ミッション(SRTM)の高密度磁気テープが搭載されています。このテープに記録されたデータは、これまでになく精密かつ統一性のある世界地図を作成するために使われます。222時間と23分におよんだ運用期間に、エンデバー号のレーダーは北緯60度と南緯56度の間の観測予定区域の99.98%の地形データを最低でも1回は観測し、その内の94.6%については2回以上の観測を行いました。僅かに合計約8万平方マイルのいくつかの地域が観測されませんでしたが、そのほとんどは北米で、SRTMとは別の方法で、すでにそれらほとんどの地域について地図が作成されています。テープに記録されたデータはCDにして2万枚に相当します。観測された面積は合計4760万平方マイル以上になります。

 また、エンデバー号にはアースカムという、学生のための実験装置が搭載されており、ミッション期間中にフライトデッキの天井の窓から2715枚ものデジタル写真を撮影しました。NASAが企画したこの計画は、中学生がインターネットにより、撮影対象を選択したり、撮影された画像を受信したりするものです。これらの画像は地球科学、地理学、数学、宇宙科学などの教材として使われます。世界で75校以上がこの実験に参加しました。これは、これまでの最多記録です。過去の4回の飛行での画像の合計枚数は2018枚でした。

 スペースシャトルが最後にエドワーズ空軍基地に着陸したのは1996年の3月のSTS-76のときでした。それ以来、ケネディ宇宙センターには20回着陸しています。この次のステータスレポートは着陸後、または何かイベントが発生したときに発行する予定です。


出典:NASA/JSC MCC Status Report
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts99/STS-99-23.html


最終更新日:2000年 2月 23日

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