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2月 18日(金) 飛行 7日目
EarthKAMではすでに1355枚の写真を撮影しています。EarthKAMはスペースシャトルの過去4回の飛行で合計約2000枚の写真を撮影しています。 軌道修正時のマストの振動を最小に押さえるための「フライキャスト・マヌーバ」と呼ばれる軌道修正噴射は、米国中部標準時間2月17日午前2時10分(日本時間2月17日午後5時10分)に5回目の噴射を実施し、所定の軌道修正を問題なく完了しました。 なお、マストの姿勢を維持するためにマストの先端に取り付けられた窒素ガス・スラスタの不具合については、オービタのスラスタを代用していますが予定以上の燃料を消費するため、推進剤をさらに節約する手順をいくつか実行しました。飛行管制官とクルー達は、計画された9日と9時間の観測を行うのに十分な推進剤と電力があると考えています。
毛利宇宙飛行士はSRTMで取得したデータを記録する高速データレコーダの主担当であり、観測データが途切れないよう随時、装置の状況をチェックし、SRTMのデータを記録している高速データレコーダのテープを交換します。そして、昨日、小渕総理、中曽根大臣との交信の中で説明していたチル缶を利用した熱交換機の評価試験を行います。また、自転車漕ぎなど日課のエクササイズを1時間半ほど行います。 ブルーチームは、2月18日午後2時14分(同2月19日午前5時14分)に就寝する予定です。
また、2月17日午前9時50分(同2月18日午前12時50分)から、毛利宇宙飛行士が新しいパスタを作る実演映像が地上に降りてきました。(ビデオライブラリNo.15) 毛利:この飛行はレーダデータの記録のために常に忙しく、いつも私達はできるだけ短い時間で毎回の朝食、昼食、夕食をとらなければなりません。でも、その意味ではトルティーヤ(メキシコの薄焼きパン)は食べやすいのでとても便利です。しかし、いつもトルティーヤを食べていると飽きてきます。それで、このようにおもしろい食べ方を発見しました。これをパスタにするのです。では、実演してみましょう。(毛利宇宙飛行士は、はさみを使ってトルティーヤを螺旋状に細長く切る。) では、フォークも箸も使わないで食べてみます。これがニュー・パスタです。(毛利宇宙飛行士は、手を使わずにパスタを食べる。)とても、おいしいです!
Q:何が今回の3Dマッピングミッションから得られる恩恵であり、地球のどの程度の地域が観測されたのですか? 毛利:現地点で、全観測域のうち70%を観測しています。これらの地図は、例えていうと、鳥瞰的に観測され、ハイキングや登山などに利用されます。距離だけでなく高さについても正確に把握することができます。 Q:このようなミッションにおいて、文化的/コミュニケーションにおける問題はありますか? 毛利:そうは思いません。本ミッションは全世界規模な、非常に重要な地球観測ミッションであり、レーダ・科学的な技術は全世界的に共通のものです。よって、本ミッションに関していえば、特に文化的なバリアーは存在しません。ただ、アジア・欧州といった地域を見ていると、大陸の色が異なるという点はあります。
I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 R:(温)水を加えて調理する NF:自然状態でパック B:飲み物 FF:生鮮 T:加熱
*ウェイクアップコール このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/audio/shuttle/sts-99/html/ndexpage.html
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