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NASDAデイリーレポート

2月 17日(木) NASDAとNHKとの共同企画での音声交信

 米国中部標準時間2月15日午前2時49分(同2月16日午後5時49分)から、NASDAとNHKの共同企画として、スペースシャトルの毛利宇宙飛行士と、NHKのスタジオと、毛利宇宙飛行士の生まれ故郷である北海道余市町をつないで音声による交信が行われました。主な交信の様子を以下に紹介します。 音声ファイル(Real Video [12分41秒])

NHK:
毛利さん、今地球を見ますとどんな景色が見えますか?

毛利:
今、ちょうどお月さまとオリオン座が沈んで、太陽が出てきたところです。南アメリカの先端を通って、今南大西洋上をアフリカに向かってとんでいるところです。

NHK:
エンデバーは今どういう体勢で飛んでいるのでしょう?

毛利:
はい、スペースシャトルはどういう方向でも飛べるのですが、今私たちは地上の地図を作っていますから、レーダーが一番都合がいいように飛んでいます。スペースシャトルのお尻を前の方に向けて飛び、しかもひっくりかえっています。ペイロードベイといわれる背中側を地球に向けています。厳密にいうと、57度傾いて背中を地球に向けています。ところで、私からも質問があります。(今)私は宇宙から地球を見ています。もしもほんとに宇宙人がいて、近づいてきて地球を見たら生命がいると思うでしょうか?

学生:
宇宙から地球を見ると、宇宙人でも、月などがあるので、生物は住んでいるんじゃないかと宇宙人は感じるんじゃないかと思います。

学生:
私もそう思いますね。光とかがあるし、よく見えると思うんですよ。それだから、いるというのが分かると思います。

毛利:
はい、実際に見てみますと、太陽が当たっている昼の方には海があります。海の上には珊瑚礁が時々見えます。珊瑚礁というのは生き物ですね。それから、陸には緑の森林があります。せいぜい本当に生き物として見えるのはそれぐらいなんです。あと、森林を食い荒らしているような都市とか住宅地とか、そういう白くなったところが見えますから、そういう生き物もいるのではないかなと思うかもしれませんね。

学生:
毛利さん、たくさんのすばらしい写真をありがとうございました。毛利さんは今回が2回目のフライトということで、前回と比べて今回、宇宙から地球を見て何か変化がありましたか?

毛利:
はい、今回は主に地球を観測する仕事ですから、たくさん機会があります。前回と比べて季節が違いますね。前回飛んだのは9月でした。今は、冬ですから北半球が、特に、北緯30度以上は(雪で)真っ白くなっています。シベリアなどはほとんど真っ白い状態です。

学生:
はい、僕ら山室中学校はチグリス・ユーフラテス川の河口の写真を撮ったのですが、この川の河口がひどく汚れていました。毛利さんは、環境汚染を宇宙から見てどう思いましたか?

毛利:
はい、チグリス・ユーフラテス川がどうかということは分かりませんでしたけど、エジプトから中東の方を通った時は晴れていました。いくつかの川が汚れていましたね。しかし、全体的に見ますと、それよりも汚れているところがたくさんありました。たとえば、東シナ海です。前回もそうだったのですが、今回もやはり東シナ海の海の色が茶色になっていました。そういう意味でまだ一部ですけれども、かなり汚れている部分が、地球を外から眺めると海の色が目立ちますね。

学生:
地上と同じように眠れますか?例えば、夢を見られなくなったりとかしますか?

毛利:
無重力ですから、ふわふわ浮いているでしょ。寝るときはすごく楽ですね。ベッドにといっても寝袋に入るのですが、目を閉じるとほんとにすぐ、ちょうど温泉の中で体がふわーっと浮いている感じで、気持ちよく眠れます。夢もいくつかは見ましたけれども、地上とほとんど変わりません。

学生:
自由な時間はありますか?その時は何を考えていますか?

毛利:
今回は二交代で一日を12時間づつ分けているのですが、働いているときは忙しいです。全く考える暇無くデータを取っているのですが、寝る前と起きた後すぐの2時間ぐらいは、先にいろんな必要なことを済ませて、その後、例えば水玉を作って実験をしたり、音楽を聞いたりしています。

スタジオ全員:
毛利さん、光のメッセージ、見れましたか?

毛利:
2回北海道を通りました。最初通ったときも2回目も夜だったのですが、1回目の時にくっきりと晴れいてよく見えました。余市町、それから、北海道の北の方が見えました。余市町が特にライトアップしてくれているという話だったので、目を凝らして見ていたのですが、テレビカメラを撮ったりしていたせいもあって、皆さんが送ってくれる光がどれかというのを調べているうちに通り過ぎてしまいました。2回目はやはり北海道全体が見えたのですけれども、ちょうど余市町のあたりは薄い雲があって、あまりはっきり見えませんでした。でもまだ何度か通りますから、是非次ははっきりと皆さんの書いてくれましたMという字を見たいですね。

学生:
将来、自分は食品関係の道に進みたいと思っているのですが、8年前宇宙授業したときと今とでは、宇宙食はどう変わりましたか?

毛利:
食品のことですけれども、ほとんどのメニューは変わりませんけれども、容器が変わりました。今までは厚いプラスチックを使っていたのですが、今回は薄いプラスチックでできるだけゴミを少なくするようになっています。それから、メニューが増えています。もちろん私たちの国のいろんな食品も自炊できますし、実はまた今回もカレーを持ってきました。

学生:
2回目の宇宙飛行と言うことなのですけど、どうして宇宙に行くことについてこだわるんですか。

毛利:
はい、前回はスペースラブの中で、たくさんの実験を行いました。忙しくてなかなか外が見られなかったのですが、地球を見た時、すごく感激しました。いろんな思いがこみ上げてきました。それで、もう一度是非行って、私たちがどうして宇宙に出ていこうとしているのか、それから、地球にとって私たちがこれから必要なものはどういうものかということを考える機会を持ちたいと思いました。それからもう一つは、私は宇宙飛行士ですから、宇宙に行って仕事をすることが私の夢ですので、今それが現実になって、とても嬉しいです。そういう意味でこだわっています。

NHK:
では毛利さん、最後に、2度目の宇宙飛行を経験して、子供たちへのメッセージを頂けますか?

毛利:
はい、今回宇宙から8年ぶりに地球を眺めたわけですけれども、太陽に照らされた昼間の陸地には、まだまだ、森林に代表される植物が多いこと、それと、利用されていない広大な海洋がたくさん存在することが分かって、ほっと安心しました。地球環境の汚染問題が叫ばれていますけども、まだ今からでもその回復に十分間に合うと思います。それから、ますます増えていく人間の数と地球環境の調和を保つのは、21世紀に活躍する若い皆さんだと思っています。そこで、メッセージがあります。君たちの前途は輝いていますが、多くの困難も待ちかまえています。その時に、君たち一人一人に必要なものは、地球全体及び宇宙をも視野に入れた透明で強い意志、そして、生命全体を考える優しさだと思います。これを皆さんへの宇宙からの私のメッセージとして送りたいと思います。


最終更新日:2000年 2月 17日

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