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2月 15日(火) 飛行 4日目 現在、スペースシャトルは順調に飛行を続けており、地形データは予定通り順調に取得されています。 これまでに取得した地形データから生成した立体地形図の速報版がNASAから公開されました。後日作成されるものに比べ解像度は低いのですが、これまで従来の地図にもなかったような地形の特徴まで確認できると科学者達は報告しています。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/images/shuttle/sts-99/srtm-data/ndxpage1.html
なお、マストの姿勢を維持するためにマストの先端に取り付けられた窒素ガス・スラスタが予定していた推力を出していないことについては、当面、このスラスタが機能していなくても、オービタのスラスタが代替として使用できますが、予定以上の燃料を消費するため、NASAは観測日数への影響を考慮しながら、対応策を検討中です。
本日、毛利宇宙飛行士はSRTMで取得したデータを記録する高速データレコーダの主担当であり、観測データが途切れないよう随時、装置の状況をチェックし、SRTMのデータを記録している高速データレコーダのテープを交換します。なお、今日は数時間の自由時間がありました。きっと毛利宇宙飛行士は時間を惜しんで美しい地球を眺めているのではないでしょうか。 ブルーチームは、2月15日午後2時14分(同2月16日午前5時14分)に就寝する予定です。
毛利:今日、ブルーシフトで新たに行ったことについてお話ししましょう。私はHDTVと呼ばれる新しいテレビカメラを持ってきました。少しかさばるし、重たいのですが、重さに関しては宇宙では問題ありません。このように浮いています。 この技術はすばらしいです。なぜかというと、これまで私たちは普通のテレビカメラを使って地球観測をしていましたが、HDTVを使うと、あたかもスペースシャトルの窓から地球を眺める宇宙飛行士になったかのように、地球を見ることができるのです。 そこで、私達はこのHDTVの技術をスペースシャトルに導入しようとしています。これはNASAと宇宙開発事業団の共同実験です。今日は、私達は日中、北アフリカ、たとえばナイル川、そしてカスピ海などの上空を飛行しました。そこでこのカメラでビデオ撮影を行いました。ペルーの海岸線など南アメリカ上空も飛行しました。 私はこの技術、そして私達の撮影した映像が、科学者のより深い理解の助けになればと思います。レーダの結果だけでなく、この技術を使うことで今回のミッションはより意義深いものとなるでしょう。 私達は毎日撮影をしていきたいと思っています。地球観測だけでなく、いつか船内の様子についてもお見せしたいと思います。ただ、残念なことに、リアルタイムで画像を地上に伝送することはできません。非常に大量の情報量となるためで、シャトルにはそれだけの能力がないからです。しかし国際宇宙ステーションでは、間違いなく、この技術を持ち込み、リアルタイムで伝送できるようになるでしょう。
I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 R:(温)水を加えて調理する NF:自然状態でパック B:飲み物 FF:生鮮 T:加熱
*ウェイクアップコール このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーはNASAが用意した様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものが選ばれています。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/audio/shuttle/sts-99/html/ndexpage.html
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