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2月 12日(土) 飛行 1日目
エンデバー号は高度約233kmの地球周回軌道に投入されました。投入後、ペイロードベイ(貨物室)のドアが開かれ、画像やその他のデータを送信するためのKuバンドアンテナの展開・起動が実施されました。 その後、この飛行の主目的である地球の立体地形図を作成するために地形データを取得する装置であるSRTM(Shuttle Radar Topography Mission)が起動され、米国中部標準時間 2月11日午後 5時27分(同 2月12日 午前 8時27分)から 2月11日午後 5時44分(同 2月12日午前 8時44分)まで17分かけてマストが展開されました。 このマストの長さは60mあり、20階建てビルの高さに相当します。これほどの長さのマストはこれまで宇宙で使用したことがありませんので、このマストの伸展/収納作業は本ミッションを左右する大変重要な作業になります。このマストは重量約300kgの船外アンテナをシャトル本体左舷から60m離れた位置に支持するための伸展式マストです。打上げ及び帰還時には、約1/20の長さに折り畳まれます。これは国際宇宙ステーションの太陽電池パドル展開用マスト技術から応用したものです。 SRTMによる観測は、米国時間の今夜遅くに開始される予定です。 この飛行期間中に、北緯60゜から南緯56゜の間の陸地の地形データを取得します。これは地球の陸地の80%に相当します。 取得するデータは9.8テラバイト(CD1枚あたり650メガバイトとして約15,000枚分に相当)もの膨大なもので、その解析には1年〜1年半を必要とします。 SRTMの他には、米国、日本、ドイツなどの中学生がスペースシャトルに備えつけたカメラで写真を撮りその写真を使って研究を行うEarthKAM教育プログラムや、高精細度テレビ(HDTV)カメラで地球を撮影することなどもおこなわれます。
I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 R:(温)水を加えて調理する NF:自然状態でパック B:飲み物 FF:生鮮 T:加熱
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