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日本宇宙少年団新つくば分団、わたらせ分団
反射実験レポート その1

 毛利宇宙飛行士が搭乗しているスペースシャトルエンデバー号(STS-99)は、これまでにない精度の立体地図を作成するために合成開口レーダによって地球の陸域の約80%を電波で観測しています。コーナーキューブリフレクタというレーダ電波反射器を地上に設置して、シャトルから送られてくる電波を反射させ、シャトルが観測する地形データに文字や図形のメッセージを書き込むことができます。

 この実験に参加している、日本宇宙少年団(YAC)(*)新つくば分団の活動状況を紹介いたします。YAC新つくば分団は、小学生から高校生までの約50人で構成される分団です。
 2月6日(日)の例会では約20名の分団員が集まり、コーナーキューブリフレクタの制作を行いました。制作の様子を紹介いたします。

1.板を直角二等辺三角形か正方形に切る


2.板にアルミ箔を貼る
 切った板の片方の面に凸凹しないようにアルミ箔を貼ります。

板にアルミ箔を張ります


3.直角に組み合わせる
 次にアルミ 箔をはった面が内側になるように、また組み合わせた板同士が直角になるように3枚の板を組み合わせて完成です。分団員達は楽しそうに作業を進めていました。

正確に直角に組み合わせます
完成


4.コーナーキューブリフレクタの設置
 スペースシャトルが実験場所の上空をレーダで観測しているときに、レーダに対してコーナーキューブリフレクタの開口面が直角になるように設置します。YAC新つくば分団は、2月15日に一度目の設置を行いました。次回は、2月20日に二度目の設置を行う予定です。
 YAC新つくば分団では、三角や四角のコーナーキューブリフレクタを9個作成し、”T”という形になるように設置しました。結果が楽しみですね。

方角を確認して設置します



*日本宇宙少年団は、宇宙への夢を通して,青少年の科学への探求心を育み、活発な国際交流を通して、相互理解と強調性を育み、豊かで平和な21世紀の国際社会を担う人材育成を目指して
活動をしています。YACは北は北海道、南は沖縄まで全国各地に分団があります。


最終更新日:2000年 2月 16日

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