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NASAステータスレポート

STS-90NASAステータスレポート#31
1998年5月2日6:00am CDT:米国中部夏時間 (5月2日8:00pm日本時間)

 全ての実験の終了を間近に控え、コロンビア号の宇宙飛行士は、米国中部時間の今朝3時29分に起床しました。今日は、日曜日午前遅くに予定されているケネディ宇宙センターへの帰還準備が開始され、忙しい1日になります。

 リック・シアフォース船長は、1日間で溜まるであろう約80パウンドの廃水を非常用廃水コンテナ(CWC)へ排出するために、廃水タンクからCWCへの配管を行う予定です。この操作により、万一、悪天候のために予定より2日間帰還が遅れても廃水タンクの容量は十分保証されることになります。

 コロンビア号のサイエンスクルー、リック・リネハンとデイブ・ウイリアムスの両MS、ジェイ・バッキー、ジム・パウェルツィクの両PSは、今朝の前庭実験の終了を持って、全ての科学実験を終了します。その後、クルーは船内の収納作業に取りかかる予定です。

 リック・シーアフォス船長、パイロットのスコット・アルトマン、およびケイ・ハイアMSは、明日の再突入と着陸に備えて、シャトルの軌道・姿勢制御システムの噴射試験を行います。その約1時間後、日曜日の着陸に備えて飛行操舵面が全て使用出来るかどうか確認するために、補助動力装置(APU)の起動、及び飛行操縦系の動作確認を行います。また、彼らは着陸操作訓練装置(PILOT)を用いた着陸模擬訓練を行います。今日の午後早々には、宇宙飛行士達は軌道離脱のための打ち合わせを行う予定です。

 ペイロードコマンダーのリック リネハンMSは、ラット達に水の補給と、その他日常的な介護作業を行う予定です。サイエンスクルーは、実験装置を片づけ、スペースラブモジュールを部分的に停止します。コロンビア号のKUバンド通信アンテナも、今日の午前11時前には収納されます。

 コロンビア号は日曜日の米国中部夏時間午前11時9分にケネディー宇宙センターへの着陸が予定されていますが、天気予報では当日の天候は良好とのことです。

 コロンビア号は、高度150×131海里の楕円軌道上を90分周期で周回しています。


Last Updated : 1998. 5. 2


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