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NASAステータスレポート

STS-90NASAステータスレポート#30
1998年5月1日6:00pm CDT:米国中部夏時間 (5月2日8:00am日本時間)

 コロンビア号では、日曜日のケネディ宇宙センターへの帰還準備が開始され、色々な実験も終了しつつあります。

 15日間の宇宙滞在後における、眼と手の協調動作に関する研究、運動の巧みさの研究、および肺機能の評価などの実験も完了し、地上の研究者たちは、データの豊富さと質の高さに感嘆しています。

 本日、地上の技術者たちは、昨日に引き続いて船外への廃水用ラインが詰まった原因に関するデータの見直し、および改善プランの作成を行っています。本日遅くに、地上管制官はリック・シーアフォス船長に1日間で溜まるであろう約95パウンドの廃水をライン上に溜めないように、明日、廃水タンクから非常用廃水コンテナまでの配管をするように指示を出しました。この操作により、万一、悪天候のために予定より2日間帰還が遅れても廃水タンクの容量は十分保証されることになります。

 宇宙環境で生育した仔ラットの動きの巧みさの発達に関する研究は、ミッション帰還中、3回のセッションが予定されていましたが、それも本日最後となり、無事に終了しました。この実験は、ラットの歩行時および登降時に、その装置を傾けたり、回転させたりして、ラットの反応を観察するものです。

 ケイ・ハイアMS、リック・シーアフォス船長、およびパイロットのスコット・アルトマンは、再度着陸操作訓練装置(PILOT)を用いて訓練を行いました。このPILOTは、ラップトップコンピュータとジョイスティックスから構成されており、コロンビア号を安全に帰還させるための大気圏突入および着陸のためのスキルを維持するのに役立ちます。

 コロンビア号は日曜日の米国中部夏時間の午前11時9分にケネディー宇宙センターへの着陸が予定されていますが、天気予報では当日の天候は良好とのことです。


Last Updated : 1998. 5. 2


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