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NASAステータスレポート

STS-90NASAステータスレポート#13
1998年4月23日7:00pm CDT:米国中部夏時間(4月24日9:00am日本時間)


 コロンビア号の7人の宇宙飛行士は、本日も軌道上実験を引き続き行いました。

 ミッションスペシャリストのリネハン、ウイリアムズ、ペイロードスペシャリストのバッキー、パウェルツィクは、指先に発光ダイオードの付いた特別なグローブを用い、視覚−行動相互作用測定装置(VCF)を用いて、画面上の眼で見える指標を、手で追いかける実験を交代で行いました。クルーはフライトの前半でもこの実験装置を使用しており、フライトの後半でも同様の実験を行う予定です。
 
 またクルーは、眼球の運動と平衡感覚の関係を調べるため、視覚−前庭系実験システム(VVIS,回転椅子)を用いた実験を行い、その後で下半身陰圧負荷装置(LBNP)を用い、宇宙飛行中に血圧を調整する機構にどのような変化が起きているかを調べる実験を行いました。

 シーアフォス船長とパイロットのアルトマンは、シャトルの余分な水と廃水の船外への放出について、特別なラップトップコンピュータプログラムを用いモニターしました。

 ミッションスペシャリストのハイアはアルトマンの支援を受けて、海水型水棲動物実験装置(VFEU)のフィッシュパッケージNo.2への空気供給のためにバイパスルートを作りました。飛行初期に見られたフィッシュパッケージNo.3のエアポンプと同様の兆候がNo.2のエアポンプにも現れたためです。アルトマンとハイアは、飛行第3日目に実施した同様なバイパス作業を行いました。この装置の設定変更により、フィッシュパッケージNo.1のエアポンプを用いてNo.1とNo.2の2つのフィッシュパッケージに空気を送ることになります。VFEUの4つのフィッシュパッケージには、水棲動物実験用にガマアンコウが飼育されています。

 コロンビア号とコロンビア号のすべてのシステムは特に問題なく順調で、時速17,500マイルで軌道を周回しています。

 クルーは、午後9時59分(CDT)に就寝して8時間の睡眠に入り、明日5時59分に起床し8日目の作業に入ります。


Last Updated : 1998. 4.24


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