| ミッション進捗状況 | NASAステータスレポート | NASA記者会見 |
| 帰還後測定作業のリハーサル |


NASAステータスレポート

STS-90NASAステータスレポート#04
1998年4月19日6:00am米国中部夏時間(4月19日8:00pm日本時間)


 コロンビア号の7人のクルーは、本日7時40分(米国中部夏時間、以下同様)頃起床し、軌道上実験を引き続き実施します。午前中、リックリネハンMS、デイブ ウイリアムズMS、ジェイ バッキーPS、ジム パウェルツィクPSらは、小動物飼育装置から多目的実験作業台へ動物を移して実験のセットアップを行い、またボールを受け取る行動に関する研究を行います。また午後は、クルー自身を対象とした認知機構に関する実験と並行して、小動物に対して標識物質の投与や解剖が行われます。

 ニューロラブ計画では、宇宙での神経科学分野の理解を広めることが目的の1つになっていますが、それらの研究は地球上での神経科学分野の理解を広めることにもなるでしょう。FD3では海水型水棲動物実験装置(VFEU)のトラブルシュート作業が付加されます。フィッシュパッケージのNo.3のエアポンプの不具合のため、パイロットのスコットアルトマンとケイハイアMSがフィッシュパッケージのNo.4からバイパス(チューブ)をセットし、両方のフィッシュパッケージが正常に機能するようにする予定です。

 ケイハイアMSは午前中前半にバイオリアクター実証試験システム(BDS)で、腎臓と骨髄由来の培養細胞の状態を観察します。アルトマンは、ゲッタウェイスペシャル(GAS)の燃料電池のモニタシステムのテストを行います。

 リック シーアフォス船長とパイロットのアルトマンは午後、シカゴのラジオ局(WBBM)からこれまでの様子についてインタビューを受けます。WBBM-TVとCBSは、イリノイ州出身のアルトマンを中心にフォーカスすることが予想され、午後1時前に放送されます。

 コロンビア号は、すべての実験が可能な高度154×137海里の楕円軌道上に位置し、クルーらは本日午後11時19分就寝し、明日午前7時19分起床する予定になっています。


Last Updated : 1998. 4.20


| ミッション進捗状況 | NASAステータスレポート | NASA記者会見 |
| 帰還後測定作業のリハーサル |