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NASAステータスレポート

STS-90NASAステータスレポート#02
1998年4月18日6:00am米国中部夏時間(4月18日8:00pm日本時間)


 7名の宇宙飛行士は、本日、4月18日午前8時前(米国中部夏時間)に起床しこれから様々の実験等を行います。

 昨日は、スペースシャトルが軌道投入後、リック・リハネン、デイブ・ウイリアムズが最初にペイロードベイ(貨物室)中に搭載されたスペースラブに入り実験を開始しました。最初の実験は微小重力環境下のおける視覚と手の運動の相互作用の解析でのジェイ・バッキーによって実施されました。この実験は、身体の微小重力環境への適応を評価するため、フライト終了まで繰り返し実施されます。ケイ・ハイアはバイオリアクター実証試験システムを作動させました。これは細胞組織を微小重力環境下で培養する実験です。このバイオリアクター試験に使用する細胞は、腎臓と骨髄由来のサンプルで、これらの細胞から産生される物質は、医薬品としても有効性が期待されています。

 本日は、デイブ・ウィリアムズ、ジェイ・バッキーは多目的実験作業台のセッティングを行いラットの解剖を行います。リック・リネハン、ジム・パウェルツィクは、平衡感覚を研究するための前庭機能実験を担当しスコット・アルトマンは、生物試料を保存しておくための冷凍冷蔵庫をセットアップします。また、クルーは海水型水棲動物実験装置の神経活動電位計測装置の通信系の点検を実施します。

 なお、ケイ・ハイヤとジム・パウェルツィクは、本日、米国中部夏時間の午後2時40分にFlorida TodayとOrlando Sentinelからインタビューを受ける予定になっています。2人にはニューロラボについてと、特にケイ・ハイヤにはNASAケネディ宇宙センターのエンジニアから選抜された初の宇宙飛行士ということでそれらに関することが各プレスから質問されることが予想されます。


Last Updated : 1998. 4.18


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