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NASAステータスレポート

米国東部夏時間4月16日4:09 p.m.発表(日本時間4月17日5:09 a.m.)


 スペースシャトルに搭載されている2台のネットワークシグナルプロセッサー(NSP)という装置のうちの1台の不具合のために、STS-90(コロンビア号)の打ち上げが24時間延期されました。この不具合は今朝3:00 a.m.頃(日本時間4月16日4:00 p.m.頃)、推進剤充填作業に先立つ通信システムの電源投入の際に判明しました。この結果、シャトルの外部燃料タンクに推進剤を充填する作業が中止され、打ち上げの延期が8:15 a.m.頃(同4月16日9:15 p.m.頃)正式に決定しました。

 ミッドデッキに搭載されているNSPは、地上とシャトル間の音声及びデータ通信に必要な装置です。軌道上でのミッション遂行のためには両方のNSPが正常に機能することが要求されています。現時点ですでに不具合が生じたNSPNo.2は取り出され、別のものと交換されました。新しく搭載されたNSPのテスト作業は今晩中に終了する予定です。

 回転サービス塔(RSS)は展開された状態のままです。

 今晩11:59 p.m.(同4月17日0:59 p.m.)まで、カウントダウンはT-11時間ホールド体制に入りました。

 明日朝5:30 a.m.(同4月17日6:30 p.m.)から約3時間かけて、シャトルの外部燃料タンクは500,000ガロン(1,895,000リットル)の液体水素と液体酸素が充填されます。クルーはこの間起床し、打ち上げ前の最終準備を行います。クルーは11:00 a.m.頃(同4月18日深夜0:00 a.m.頃)、射場に向けて出発する予定です。

 明日の午後の打ち上げに対する天候の支障は引き続き0パーセントとの予報が出されています。予報では雲はごくわずか、視界7マイル、12〜20ノットの南風、気温華氏83度(摂氏約28度)、湿度55%となっています。


Last Updated : 1998. 4.17


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