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飛行11日目 4月27日(米国中部夏時間)
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水平にした回転椅子(飛行5日目)
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本日、クルーは米国中部夏時間 5:09am(日本時間4月27日7:09pm、以下同様)に起床し、飛行11日目の作業が始まりました。
本日は、ヒトの神経系の微小重力環境への適応過程に関する実験、ラットの運動機能の発達に関する実験、微小重力環境が血圧に与える影響に関する実験、肺機能試験、回転椅子を用いた微小重力環境下の眼球運動と内耳の機能を測定する試験、バルサルバテストの試験が行われました。このバルサルバテストは、いきむことによって胸部および頚部にある血圧調節の受容器を刺激する手法を用い、その際の応答について計測を行います。
クルーは 8:59pm(4月28日10:59am)に就寝し、明日4月28日4:59am(4月28日6:59pm)に起床する予定です。
日本が関連しているニューロラブ実験の実施状況
昨日に引き続き、視覚/前庭系実験システム(回転椅子)を用いた「前庭-眼神経反射による空間見当識の解析」実験が行われました。今回は、ウィリアムズMS(ミッションスペシャリスト)がシステムのオペレーションを行い、リネハンMSとバッキーPS(ぺイロードスペシャリスト)が被験者となりこの2名のデータを取得しました。ハイアMSは、海水型水棲動物実験装置(VFEU)のデータ記録用テープ交換を行いました。この神経電位信号記録のためのテープ交換は毎日2回行われています。ガマアンコウの神経活動電位データは、引き続き取得されています。
また、哺乳類の発育研究において、予想よりも多い45匹の幼若ラットが死亡したことがわかりました。原因は、母ラットの養育行為が不十分だった(微小重力下のため、母ラットが幼若ラットを自分の回りに集め、授乳することなどが十分出来ない)ためと考えられています。このため、現段階では45匹のラットが生き残っています。リネハンらクルーは、ラット周辺の環境などを調査を行い、幼若ラットを助けるために手で水や食料などを与えました。
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Last Updated : 1998. 4.28
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