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ミッション進捗状況

飛行7日目 4月23日(米国中部夏時間)


VVIS実験中のウィリアムズとリネハン
 クルーは米国中部夏時間 6:19am(日本時間4月23日8:19pm、以下同様)に起床し、飛行7日目の作業が始まりました。

 本日は、血圧調整を担っている自律神経系に関する実験、視覚−行動相互作用測定装置を用いた実験、視覚−前庭系実験システム(VVIS:回転椅子)を用いた実験が行われました。

 クルーは 21:59pm(4月24日11:59am)に就寝し、明日4月24日5:59am(4月24日 7:59pm)に起床する予定です。

日本が関連しているニューロラブ実験の実施状況

 海水型水棲動物実験装置(VFEU)のデータ記録用テープ交換がミッションスペシャリストのハイアによって行われました。この神経電位信号記録のためのテープ交換は毎日2回行われています。
 また、ハイアMSによって4回目の加振が行われました。加振とはガマアンコウの入っているFP:水槽をVFEUから引き出し手で動かすことで、ガマアンコウを活動させ神経電位信号を取得するために行われます。
 飛行初期に見られたVFEUのフィッシュパッケージ(FP:水槽)No.3のエアポンプと同様な兆候がNo.2のエアポンプにも現れたため、パイロットのアルトマンとハイアMSは、飛行第3日目に実施したものと同様なバイパス作業を行いました。この作業により FP No.1のエアポンプを用いてFP No.1とNo.2の2つのFPに空気を送ることになります。
 ガマアンコウの神経活動電位のデータはすべてのFPから引き続き取得されています。
 特にFP4については、40時間程度の連続したデータの取得が行われました。

 視覚/前庭系実験システム(VVIS:回転椅子)を用いた実験を行い、本日は2名のクルーのデータを取得しました。
 このVVISは、内耳にある平衡感覚器官である前庭系を刺激するための装置です。クルーに対し前庭系に回転及び傾斜感覚の刺激を与えるために毎分45回転で回転を行い、その間クルーの頭部を覆っている赤外線ビデオカメラにより眼球の動きを記録します。
 研究者達は、この実験の結果が、宇宙飛行士が地上へ帰還した時に平衡感覚の失調を来す原因を知るのに役立ち、また、重い内耳障害の患者に対するより効果的なリハビリ方法の開発に貢献できることを期待しています。


Last Updated : 1998. 4.24


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