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ミッション進捗状況

飛行6日目 4月22日(米国中部夏時間)


呼吸に関する実験の様子
 本日、クルーは米国中部夏時間 6:39am(日本時間4月22日8:39pm、以下同様)に起床し、飛行6日目の作業が始まりました。

 本日は、マウスの胎児における大脳皮質の初期発達に焦点を当てた「重力減少が神経系の発達に与える影響」、「出生後の運動能力の発達における重力の影響」、バイオリアクター実証試験システムを使用した実験等が行われました。

 「出生後の運動能力の発達における重力の影響」はミッション中最初の実験を本日実施しました。地上の研究では、ラットが泳ぎ方や歩行といった基本的な運動能力を修得するに当たって、重力が大きな役割を果たしている事がわかってきています。この実験で対象となるラットは、生まれて数日経ったところで打ち上げられ、研究者達は微小重力環境下で運動能力が正常に発達するかを観察します。ラットが歩いたり、登ったり出来るようにいろいろな表面を持つ特別な歩行装置を動き回るところをビデオテープに撮影します。また、飛行後にはラットが重力に再適応できるかどうかを見るために、運動能力に関する追加のテストを実施する予定です。

 クルーは 10:19pm(4月23日0:19pm)に就寝し、明日4月23日6:19am(4月23日 8:19pm)に起床する予定です。

日本が関連しているニューロラブ実験の実施状況

 本日の日本関連の実験作業としては、ハイアMSによって海水型水棲動物実験装置 (VFEU)の3回目の加振を行いました。加振とはガマアンコウの入っているフィッシュパッケージ(FP:水槽)をVFEUから引き出し手で動かすことで、ガマアンコウを活動させ神経電位信号を取得するために行われます。
 ハイヤMSは、VFEUのデータ記録用テープ交換も行いました。この、神経電位信号記録のためのテープ交換は、毎日2回行われています。
 バッキーPSにより、ガマアンコウの飼育水のサンプリングも実施されました。このサンプリングされた水は、シャトル帰還後に分析され、VFEUが魚の飼育に適した水質を維持していたかどうかを確認します。
 VFEUの状況は良好であり、各フィッシュパッケージからガマアンコウの神経活動電位のデータを断続的に取得しています。
 小動物実験装置の状態チェックも行われました。 


Last Updated : 1998. 4.23


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