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ミッション進捗状況

飛行4日目 4月20日(米国中部夏時間)


ヘッドマウントディスプレイ
を用いた実験の様子
 本日、米国中部夏時間7:19am(日本時間4月20日9:19pm)に、ジャクソン・ブラウンの曲「Doctor My Eyes」でSTS-90クルーが目覚めて4日目の作業が始まりました。この曲は、ミッションコントロールセンターが、目に関連した実験(注)を行ったクルーにむけて送ったものです。

 (注)コロンビア号でクルー自身を対象とした、回転椅子で内耳を刺激し宇宙で平衡感覚を維持するのに視覚がどのように関連しているのか等の実験。

 本日は、大人のラットを用いて、位置や方向の感覚に関する実験を行います。また、4人のクルーが仮想環境ジェネレータ(VEG)を装着して、実験を引き続き行います。VEG は、仮想現実環境を映し出すヘッドマウントディスプレイを用いて、宇宙飛行士が、重力がない環境で視覚、内耳によりどの様にして身体の方向を認識しているのかを評価するものです。この実験は、バランスをとったり方向を認識したりすることが困難な人々の問題解決に大きな進歩をもたらすものと期待されます。

 クルーは10:59pm(4月21日0:59pm)に就寝し、明日4月21日6:59am(4月21日8:59pm)に起床する予定です。

日本が関連しているニューロラブ実験の実施状況

 昨日、アルトマン、ハイア両宇宙飛行士によって行われた補修作業のあとも、海水型水棲動物実験装置(VFEU)で、4匹のガマアンコウが良好な状態でいます。

 本日、ハイア飛行士はVFEUのデータ記録用テープ交換や、フィッシュパッケージ(FP)の加振を行います。この加振は、ガマアンコウの入っているFPを手で動かして、魚を活動させ神経電位信号を取得するためのものです。
 神経電位信号記録のためのテープは、毎日2回交換します。 


Last Updated : 1998. 4.21


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