5. 広報イベントについて
5.1打上げ前の広報イベント取材
打上げ当日に向け、NASAがケネディ宇宙センター(KSC)で行う主要イベント一例(ミッション毎に異なる)は、以下のとおりです。
・打上げ3日前:STS-87打上げ前広報イベント開始日。シャトル搭乗員はJSCエリントン飛行場を出発し、NASAのジェット訓練機T-38でKSCシャトル着陸用滑走路に到着します。JSC出発、KSC到着とも撮影可能です。打上げ前ブリーフィングがあります。
・打上げ2日前:打上げ前ブリーフィングとオリエンテーションツアー(予定)があります。
・打上げ1日前:打上げ前ブリーフィングおよびNASA打上げ前記者会見が、ニューススタジオにてあります。この日はまたリモートカメラの設置日でもあります。RSS(Rotating Service Structure)ロールバックなどの撮影も可能です。
・打上げ当日:整備点検棟(O&Cビル)で、シャトル搭乗員の射点への移動のためのバスへの乗り込みを撮影可能(場所が狭いため人数制限あり)。打上げは、プレススタンドかその前の広場およびバナナクリーク、VIP席横から撮影することになります。打上げ後約1時間後、ニューススタジオでNASAによる打上げ後記者会見があます。
5.2 飛行中の広報イベント
スペースシャトルの飛行中、以下の広報イベントを実施する予定です。
(1)VIP CALL(20分間)
軌道上の土井MSと日本政府要人等との交信を予定しています。
(2)日本人/外国人記者との軌道上記者会見(24分:共同記者会見17分間(英語)、NASDA記者会見7分間(日本語))
本記者会見に対してはNASA本部、KSC、JSCのいずれかのNASAニューススタジオから交信可能ですが、日本語による記者会見部分はJSCのニューススタジオから実施して頂く予定です。なお、会見時のインタビューについては、時間的制限から代表者による質問となる予定です。NASDAで同時通訳(未定)を用意しますが、通訳の音声はシャトル内には伝わらないため、米国人クルーに対しての日本語の質問は土井MSが英訳してクルーに伝えることになります。
(3)報道機関/NASDA共同企画(20分)
NHKとNASDAの共同企画による番組を制作します。軌道上の土井MSと地上を結んで、日本人初の船外活動(EVA)や国際宇宙ステーション組立へ向けての宇宙飛行士の役割やその訓練に焦点を当てた番組を行う予定です。
(4)土井MSによる軌道上活動報告(5分×5回)
軌道上での活動について、いかなる目的で何を行ったか、土井MSがレポートする予定です。
5.3着陸後の広報イベント取材
着陸後に、NASAがケネディ宇宙センター(KSC)およびジョンソン宇宙センター(JSC)で行う主要イベントは、以下のとおりです。
・着陸後5時間:KSCにて、NASAにより着陸後の記者会見があります。
参加クルーはコマンダーの判断によります。その後、NASDAによりクレーゲル船長と土井MSの記者会見を行う予定です。
・着陸後1週間:JSCにて、NASAによりクルー全員参加の記者会見があります。
その後、NASDAによりクレーゲル船長と土井MSの記者会見を行う予定です。