常時、3つの有効画像取得のため、以下の区分毎に光学観測器の地上設置箇所を増強し、打上げ・上昇時における破片の落下やオービタへの断熱材破片衝突の有無を観測します。
近距離(T-10秒~T+57秒) |
: |
従来比1箇所増の3カ所 |
中距離(T-7秒~T+100秒) |
: |
従来比2箇所増の6カ所 |
遠距離(T-7秒~T+165秒) |
: |
従来比7箇所増の11カ所 |
・更に、2機の航空機(WB-57)にカメラを搭載し高度60,000ft(約1,829m)から上昇中のスペースシャトルを撮影します。
・打上げは、有効な画像データが取得できる日中に限定します。
・撮影装置の機能確認を打上げ48時間前に行なうことを「打上げ基準(Launch Commit Criteria: LCC)」に規定しました。
光学観測機器の設置場所と台数詳細 |
設置場所 |
方式 |
台数 |
39B射点
(ロンチプラットフォーム&ロンチタワー) |
16mm |
30 |
射点周囲 |
16mm |
2 |
35mm |
5 |
近距離追跡サイト(3ヵ所) |
HDTV |
3 |
35mm |
6 |
中距離追跡サイト(6ヵ所) |
70mm |
1 |
NTSC |
1 |
HSDV |
2 |
35mm |
7 |
HDTV |
6 |
長距離追跡サイト(11ヵ所) |
70mm |
2 |
NTSC |
4 |
HDTV |
5 |
35mm |
11 |
WB-57航空機(2機) |
赤外線 |
2 |
HDTV |
2 |
Operational Television(OTV) |
HDTV |
3 |
NTSC |
9 |
広報用 |
NTSC |
6 |
計 |
107 |
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HSDV: High Speed Digital Video |
- 35mmフィルムカメラは最も高解像度でデブリの確認を行います。
- HDTVカメラは35mmフィルムカメラと同じサイトに位置し、即時確認用(クイックルック)に使用します。
- NTSCカメラはHDTVカメラが無いサイトでバックアップ的な位置づけです。
- 70mmフィルムカメラは広い視野で映像が得られます。
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