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STS-107 NASAステータスレポート #17

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ミッションコントロールセンター
2003年 1月31日(金) 午後 5時00分(米国中部標準時間)
2003年 2月 1日(土) 午前 8時00分(日本時間)

 

スペースシャトル「コロンビア号」のクルー達は、実験機器を停止させ、2月1日に予定されているNASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸の準備に向けたとりまとめ作業を開始しました。

コマンダーのリック・ハズバンド、パイロットのウィリアム・マッコール、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のデイビッド・ブラウン、カルパナ・チャウラ、マイケル・アンダーソンとローレル・クラークそしてイスラエル人のペイロードスペシャリスト(搭乗科学技術者:PS)のイラン・ラモーンは、最後の実験の実施の締めくくりにかかり、イスラエルによる地中海上空の砂塵観測実験(Mediterranean Israeli Dust Experiment:MEIDEX)に関する、雷雨上の電気的な活動の最後の観測を行いました。また、今回のミッション期間のほとんどの間、前立腺がんと骨の組織が培養されていたバイオテクノロジー実証システム(Bioreactor Demonstration System:BDS)の電源も落としました。今晩、クルーはペイロードベイ(貨物室)の中のスペースハブ研究用ダブルモジュール(宇宙実験室:RDM)を停止させる予定です。スペースハブは最終的な段階、2月1日の早い時間帯に閉じられる予定です。

今朝、ハズバンド、マッコールとチャウラは、スペースシャトルシステムの着陸前定常テストの一環として、オービタの3つある油圧装置のひとつを起動させた後にコロンビア号の昇降舵/方向舵のテストを行いました。その後、コロンビア号が激しい炎をあげて地球の大気圏を通る再突入を開始する際に姿勢を維持する姿勢制御用噴射装置のテスト噴射を行いました。コロンビア号の進行方向への影響を避けるために反対側の噴射装置も同時に噴射されました。

コロンビア号のKSCへの着陸機会は2月1日に2回あります。1回目は255周回において米国中部標準時間2月1日午前7時15分(同2月1日午後10時15分)に軌道離脱噴射を行い、KSCに2月1日午前8時16分(同2月1日午後11時16分)に着陸し、6,649,757マイル(約1070万km)の飛行を完了する予定です。KSCへの2回目の着陸機会は、その次の周回において行われます。軌道離脱噴射は2月1日午前8時50分(同2月1日午後11時50分)に開始され、着陸は2月1日午前9時50分(同2月2日午前0時50分)となる予定です。

土曜日のフロリダの天気予報は良好であり、コロンビア号は、必要とあれば、後何日間か軌道に留まるに十分な消耗品を備えています。

国際宇宙ステーション(ISS)上では、第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット)が2月1日午前9時59分(同2月2日午前0時59分、グリニッジ標準時2月1日午後3時59分)に予定されている「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)からの分離のためにプログレス補給船(9P)への荷物の積み込みを完了しました。新しいプログレス補給船(10P)は燃料、機器、補給品などをISSに運ぶためにカザフスタン共和国から2月2日に打ち上げられ2月4日ISSにドッキングする予定です。

.次回のSTS-107ステータスレポートは着陸後、あるいは何かイベントが起きた時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-107/sts-107-17.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月 3日

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