ミール情報（１１月　７日）

●　１１月７日現在の状況

　ＮＡＳＡの伝えるところによると、モスクワ時間の１１月６日（木）ミールの電力回復を目的とした船外作業が行われ、予定されていた作業を全て完了した模様。

　今回の作業は、１１月３日（月）に行われたクバント１の古くなった太陽電池パネルを取り除く作業に続いて、新しい太陽電池パネルをクバント１へ設置することを主目的としたもので、１１月７日（金）現在約１０３アンペアの電流を発生している模様。

　ロシア地上局は、パネルの太陽指向制御が動作しはじめれば（１１月１０（月）頃）１３０アンペア程度までの出力が期待できるとしている。

　回収された太陽電池パネルは、１月にミールとのドッキングが予定されているスペースシャトルで地上に持ち帰り、デブリ等の損傷について分析される予定。また、１１月３日（月）に発生したクバント２の外部エアロックの気密漏れについては、６日（木）の船外作業終了の際に、クルーによりハッチの周りに留め金をかける等の応急処置がなされ、徐々に与圧が開始された模様。

　米国ウォルフ飛行士は、ミールでの滞在７週目を迎えている。ウォルフ飛行士は１月に予定されているシャトル／ミールミッションに於いて、米国アンディ・トーマス飛行士と交代する予定。また、ロシアのソロブヨフ、ビノグラードフ両飛行士の交代は、２月に予定されている。