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ミール情報(7月22日)


● 全体状況

 ミールのシステムは安定状態を保ち、バッテリはフルチャージ状態。

 クルーの健康状態は良好。7月14日に不整脈の症状を訴えたツィビリエフ船長の健康状態も安定している。

 クルーは現在、先週発生した停電により機能を停止していたミールの姿勢制御(ジャイロスコープ)の復旧を行っており、本日(22日)ミールの姿勢制御及び太陽電池パネルの太陽指向制御のためのジャイロスコープを作動させた。


● 修理作業

 ロシア当局は22日、修理作業についての現在の計画を、以下のように発表した。


  • 電力回復を目的とした船内修理作業は、8月20日に実施予定。作業に参加するのは、8月5日に打上げが予定されている新しいロシア人クルー2名(8月7日ミール到着予定)。
  • 当初、8月5日にロシア人クルー2名とともに打上げが予定されていたフランス人飛行士は、ミールの電力不足により予定のミッションを行うことが難しいため、打上げを来年に見送る予定。
  • 現在ミールに滞在中のロシア人クルー2名は、8月14日に帰還予定。
  • 衝突により損害を受けたスペクトルモジュールの船体の穴の調査及び修理のための船外作業は、9月3日に実施予定。作業には8月20日の船内作業と同じクルーが参加する予定。
  • 米国のフォール飛行士は、9月中旬のSTS−86アトランティスでウェンディ・ローレンス飛行士と交代予定。

    フォール飛行士は、ミールの修理作業には参加せず、修理作業中はソユーズ緊急避難カプセルで待機する。


● 酸素供給

  • 5月にシャトルにより運ばれてきたエレクトロン酸素発生装置は、節電のため依然OFF状態。
  • 二酸化炭素除去装置は稼働中。
  • 来週より、プログレス輸送機により運ばれてきた酸素タンクからの酸素供給を開始する予定。

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