ミール情報(1998年10月27日)
- 10月27日現在の状況
- 10月25日(日)にカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地より打ち上げられたプログレス輸送船は、日本時間の27日(火)14時32分ミール宇宙ステーションとのドッキングに成功した。
プログレス輸送船には水や食料等のクルーへの補給物資の他に、フランスが開発し、ロシアと共同で利用するしし座流星群観測用の科学装置や、ZnamyaまたはBannerと呼ばれる巨大な宇宙鏡が搭載されている。
流星群観測装置はミールの船外に取り付けられるため、取付には船外作業が必要となる。 流星群が地球に近づくと(11月中旬)、ミールが流星群の中を通過することも考えられるので、危険回避のため、船外作業は流星群が接近する前の11月11日(水)に予定されている。
今年のプログレス輸送船による補給は今回が最後で、プログレスは来年2月にミールとのドッキングを解除し、その際宇宙鏡の実験を行い、その後大気圏へ投棄される。
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