ミール情報(1998年 8月15日)
● 8月15日現在の状況
- ロシアのミール宇宙ステーションの新しいクルーを乗せたソユーズTM-28は、ドッキング直前に自動ドッキングシステムが不調となり、手動でのドッキングに切り替えられるというトラブルが発生したものの、日本時間の8月15日(土)19時56分、無事にミール宇宙ステーションとのドッキングに成功した。
ミールの自動ドッキングシステムは、今月10日(月)のドッキングテストの際にもシステムに不調が発生し、クルーにより修理が行われた。 自動ドッキングシステムの不調の原因について、ロシアのミッションコントローラーは、システムに小さな欠陥を発見したとしている。
ソユーズTM-28には、ミールの新しいクルーとなるパダルカ船長(40)、アブディエフ技師(42)、バトゥーリン元ロシア高官(49)が搭乗している。
バトゥーリン氏は今月の25日に今年の1月からミールに滞在しているムサバイエフ飛行士、ブダリン飛行士とともに帰還する予定となっている。 パダルカ飛行士、アブディエフ飛行士は、来年の2月まで滞在が予定されているが、パダルカ飛行士は、来年6月に廃棄が予定されているミール宇宙ステーションの廃棄のためのオペレーションを行うために、廃棄直前までミールに滞在することも検討されている。
Last Updated : 1998. 8.21
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