ミール情報(1998年 8月13日)
● 8月13日現在の状況
- 日本時間の8月13日(木)18時43分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地より、ロシアのミール宇宙ステーションへ向けて、ソユーズTM-28宇宙船が打上げられた。
ソユーズTM-28宇宙船には、ミールの次期クルーとなるパダルカ船長(40)、アブディエフ技師(42)そしてエリツィン大統領の元補佐官であったバトゥーリン氏(49)が搭乗している。ロシアの元高官が宇宙に飛び立つのはこれが初めてとなる。
バトゥーリン氏の搭乗の目的は明確にされていないが、ミールでの滞在中に約30の宇宙実験を行い、今月25日(火)に現在ミールに滞在しているムサバイエフ飛行士、ブダリン飛行士と共に帰還する。
パダルカ船長、アブディエフ技師は来年の2月まで滞在が予定されているが、パダルカ船長は、来年6月に廃棄が予定されているミール宇宙ステーションの廃棄のためのオペレーションを行うために、廃棄直前までミールに滞在することも検討されている。
ソユーズTM-28は、日本時間の15日(土)19時37分にミールとのドッキングを行う予定。 ミール宇宙ステーションでは、10日(月)のドッキングテストの際に、自動ドッキング装置の不調が発生しており、場合によっては手動でのドッキングも想定されている。
Last Updated : 1998. 8.14
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