ミール情報(1998年 4月17日)
● 4月17日現在の状況
- 4月17日(金)ミール宇宙ステーションで、ロシアのムサバイエフ、ブダリン両飛行士による今月4回目となる船外作業が実施された。
ロシア航空宇宙局は、ミールのクバント1の長さ14mのトラスに取り付けられている姿勢制御用のスラスタが燃料切れとなったため、新しいスラスタに交換する作業を3回(4月11日(土)、17日(金)、22日(水))に分けて行うことを予定している。
前回4月11日の作業では、燃料切れのスラスタを取り外す作業が行われ、今回は新しいスラスタを取り付けるための準備作業(スラスタの取り付けられるトラスを、作業の行い易いように傾ける等)が行われた。
作業はブダリン飛行士の宇宙服の無線が故障するというトラブルに見舞われたが、ロシア地上局はそのまま注意深く作業を進めることを指示し、予定していた作業を全て完了できた模様。
次回は4月22日(金)に新しいスラスタを取り付ける作業が予定されている。 - ロシアのタス通信社によると、ロシアは資金不足のためにミール宇宙ステーションの運用を今年8月にも打ち切る可能性があると伝えた。
ロシア航空宇宙局は、これまでミールの運用を1999年末まで続けるとしており、来年夏にはフランスのミッションが予定されている。
Last Updated : 1998. 4.21 |