ミール情報(1998年 2月28日)
● 2月28日現在の状況
- 米国時間2月26日(木)ミール宇宙ステーションの空気清浄システムに異常が発生し、空気の吹き出し口から摂氏200度近い熱気と微量の煙が吹き出した模様。
ミール内の空気は一時的に一酸化炭素の濃度が高くなったが、装置はすぐに停止し、クルー及び他のシステムに影響はなかった。 クルーは装置の修理を行い、必要に応じてバックアップ装置を使用する予定。
今回の不具合は、クルーが空気清浄システムのファンをONさせたところ、装置が何らかの原因でオーバーヒートを起こした模様で、ロシア航空宇宙局は現在原因の調査を行っている。
- ロシアのムサバイエフ、ブダーリン両飛行士による船外作業が、米国時間の3月2日(月)夜に予定されている。
今回の作業では、昨年6月の衝突事故で損傷したスペクトルモジュールの太陽電池パドルに支柱を取り付ける等の作業を約6時間かけて行う予定。
今回の船外作業は、先月19日のクルー交代後初めて行われるものである。 Last
Updated : 1998. 3. 3 |