ミール情報(1998年 2月 2日)
● 2月2日現在の状況
- 日本時間1月30日(金)午前1時33分、カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地よりソユーズロケットにて打上げられたソユーズTM27は、日本時間の2月1日(日)午前2時55分、ミール宇宙ステーションとのドッキングに成功した。これによりクルーの交代が完了する2月19日(木)まで、ミールには6名の宇宙飛行士が滞在することになる。
ソユーズTM27には、ソロブヨフ飛行士とビノグラードフ飛行士(昨年8月よりミールへ滞在)の交代要員であるタルガ・ムサバイエフ飛行士、ニコライ・ブダーリン飛行士と、フランス人飛行士のレオポルド・エイハート飛行士が搭乗している。
ムサバイエフ飛行士とブダーリン飛行士は、ミール滞在中に少なくとも6回の船外作業により、昨年6月の衝突事故により損傷したスペクトルモジュールや、昨年11月の船外活動の際に気密漏れを起こしたエアロックのハッチの修理作業を行う予定。
エイハート飛行士は、約3週間ミールで宇宙実験を行い、2月19日(木)にソロブヨフ飛行氏らとともに帰還する予定。 ソユーズTM27打上げから約23分後の日本時間1月30日(金)午前1時57分、ミールとドッキングしていたスペースシャトル・エンデバーは、5日間のミッション(物資補給、宇宙実験、昨年9月よりミールへ滞在していたデイヴィッド・ウルフ飛行士と、新たにミールに滞在するアンディ・トーマス飛行士との交代等)を終了し、ミールとのドッキングを解除、日本時間2月1日(日)午前7時35分、フロリダのケネディ宇宙センターに帰還した。
トーマス飛行士はミールに滞在する7人目の米国人飛行士として、また最後の米国人飛行士として、本年5月までミールに滞在する予定。
Last Updated : 1998. 2. 4
|