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ミール情報(7月17日)


● 全体状況

 6月にプログレス輸送船との衝突事故により破損した宇宙ステーション「ミール」は、安定した状態を保ち、船内のコンディション(空気、温度、湿度等)も良好。


● 船内修理作業

 ロシア飛行士ツィビリエフ船長が7月14日(月)に心臓の脈拍の異常を訴えたために、18日(金)に予定されていた船内修理作業は24日(木;暫定)に延期されることになった。地上の医師団によると、原因はストレスと過労によるものとされている。また、医師団は、ツィビリエフ船長に対し、船内修理作業には参加しないよう勧告を行った。

 これを受けてロシア当局は、ツィビリエフ船長に代わり米国のフォール飛行士が作業にあたることになるだろうとしているが、NASAは正式な発表はしていない。

 現在の作業計画では、ロシアのラズトキン飛行士が損傷したスペクトルモジュールの内部に入り修理作業を行い、フォール飛行士はモジュールの外でラズトキン飛行士へケーブル等の受け渡しを行う予定。

 今後の予定は、17日(木)に宇宙服を着用せずに作業のリハーサルを行い、21日(月)に宇宙服を着用してのリハーサルを行う予定となっている。フォーエル飛行士は、17日(木)のリハーサルにツィビリエフ船長の代役として参加することになっており、リハーサルが成功した場合、引き続き21日(月)のリハーサルにも参加することになっている。


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