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実験内容


ヒトのリンパ球の細胞を凍結させて打ち上げます。

p53が正常な細胞(TSCE5、正常型p53保有)と正常でない細胞(WTK1、変異型p53保有)の2種類の細胞を用います。



宇宙で凍結培養細胞を解凍し、微小重力区と約1gの重力区で1週間程度培養します。

その後、再び凍結して持ち帰ります。

その間、宇宙での放射線量を計測しておきます。



地上に回収後、p53に関連した遺伝子やタンパク質の発現を調べ、宇宙でのp53遺伝子がどのようなはたらきをしていたかを解析します。

宇宙で使うものと同じ細胞や器具を使った実験


コラム vol.1 「オリジナル培養バッグには工夫がいっぱい」

培養バッグは二部屋に分かれている。Aには凍結した細胞と培地が、Bには宇宙で培養後に凍結するための薬剤入りの培地が入っている。 まず二つの部屋が仕切られた状態で凍結して打ち上げ、宇宙で培養する。培養が終了したらAとBの液を宇宙飛行士に混合してもらう。 AとBの真ん中の仕切りに仕掛けがあって、片方から圧力をかけることで、簡単に仕切りが外れるようになっている(写真)。 さらに、A、Bの部屋には一つずつビーズが入れてあって、液がちゃんと混ざったときの目印になるようにしてある。 二つの液を混ぜて凍結し、地上に回収する。


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